夜。通常の製作が終わったら、いつも誰かが何かを作っています。
今回の主役は兄弟のような、師弟のような、この二人。
ナレッジバッグ(CW-137)でお馴染み村松と、本店ブログでも度々登場している西邑です。
“いままでの枠にとらわれないで、どうせなら寧ろちょっと凝った作り、1点モノを・・・?”
今のように席を前後に並べていた渋谷工房時代に、なんということもなく自然発生的にうまれた
プロジェクトとも言えない流れ。このほどそれが少しずつ形になってきたのでした。
もっぱら議題の中心は、
この、線状の金属。
補強などで使われるこの芯材を表にみせた鞄を作ろう、ということでした。
ちょっとした打ち合わせ(30秒くらい)の後、各自のペースで製作がスタート。
村松は初めて作る形とは思えないクオリティで難儀な手作業をこなし、
カットした革にアタリをつけて、この日は終了。
一方、西邑。さらさらっとなにか書き込んで
お、早速順調に縫いまで進んでいると思いきや
芯材の整形に師匠からボツが出て
この日は終了。
「やー、いいと思うんですけどね(芯材の整形具合)」
このとおり、それぞれ目指す鞄が違うようです。
後日。また通常の製作が終わってゆる~くスタートです。
それぞれ全貌が見えてきているので、脇目もふらず一気に仕上げていく2人。
かくしてそれぞれ楽譜鞄(村松作)と手持ちトート(西邑作)がほぼ仕上がり、いまは修正をしているところ。
全貌は、また改めてご紹介したいと思います。乞うご期待です。
ちなみに、、、
とき同じくしてどうやらOrganの作り手も似たような素材を使い始めた様子。
こちらも楽しみです。
そしてまたあたらしい鞄にも着手、、、?
岡松
メルマガ: 鞄工房ヘルツのあれこれ