似ている
大きさが違うなかま
この3つ、外からみるとほぼ同じ
ただ大きさを変えただけのように見える
でも違う
もともとサンプルの時から知っていた。
“ファスナー長財布(WL-58)を大きくしたサイフ”
私のイメージはそんな感じだった。
大きいのでカードが縦に入る。
通帳、メモ帳、母子手帳が入る大きさ。
作りは同じ。
実際に製作するまで、そう思っていた。
でも、カードを縫ったポケットの底縫い部分が
普通と逆だったんです。
「あー。なるほど。だからふっくらしていたんだ。」
小さな違いがシンプルな中では大きい。大切な要素。
このサイフは、ただ大きくしただけのものではない。
外からは同じように見えても、WL-58とは違った目的で作られたものなのだと
ハッキリと分かった瞬間だった。
大きさだけでなく、その作りも変えている。
本人自身が過去にとらわれず用途に合った作りを。
ひとつひとつに理由はある
CK-10は私が作りましたが、カバンとして使うために工夫した底のつくり。
WL-5は、厚みのあるものをスムーズに入れることができるポケット。
偶然にもこの2つの工夫は、外から見えずらい奥底に隠れていた。
それぞれに主役的部分は存在する。
ひきつがれていく、形
普遍的だが可能性は無限大
上から
本店:楠
気持ちの変化がおこる。