こんにちは仙台店の庄子です。
ヘルツではさまざまな機械を駆使して色んな革製品を日々制作しています。
以前にブログで作り手の仕事道具、ケガキ棒をご紹介したのですが、その第2弾ということで今回は工房の機械たちをご紹介したいと思います。ご興味ある方はぜひお付き合いください。
では、まずはこちら。
ミシン
みなさんご存知のミシンです。
ヘルツでは分厚い革を縫う場面も多く、ミシンの中でも一際パワーのあるミシンを使っています。
家庭用ミシンに比べるとサイズがとにかくデカくて、音もでかいです。カタカタカタではありません。ダッダッダッダッダッです。工房を訪れた際には、その豪快な縫製音に耳を傾けてみてください。
クリッカー
革の裁断に使う機械です。専用の抜き型を使って、革を一瞬で裁断してくれます。
かわいらしいピンクの見た目とは裏腹に、誤って指など挟めてしまうと大変なことになるので、細心の注意が必要な危険な奴です。
革漉き機
その名の通り、革を漉いてくれます。
鞄作りにおいて漉き作業は鞄の仕上がりを決めるとても重要な作業です。作り手たちは指の感覚と経験を頼りにベストな漉き加減になるよう、この機械を駆使して革の厚みを調整します。
バンドマシン(全漉き機)
仙台店で1番新しい機械です。
革漉き機は部分的に革を漉きますが、こちらは大きな革全体を均一に漉いてくれます。
最近買い替えたばかりなので、タッチパネル式の最新モデルで絶好調です。
刻印機
革に焼き印を入れる機械です。
ヘルツのマークの他にもネーム刻印などでも使います。常に100℃以上に保たれているので、触ると火傷します。ちなみに、仙台店では刻印の種類を押し間違えないよう、刻印を替えたい時は大きな声で「刻印替えます!」と声を掛け合っています。
糊付け機
ゴム糊という特殊な接着剤を瞬時に付けてくれます。糊付け機はその身は汚れようが最高のパフォーマンスをしてくれます。
以上、仙台店工房の機械たちでした。
時には素直に動いてくれないこともありますが、そんな時は時間をかけて大切に整備しながら調子を見ます。この機械たちは作り手にとって日々一緒に鞄を作っている相棒みたいな存在なのです。
生で見たい方はお店から工房を覗いてみてください!
最後に
ミニバッグ企画の販売期間ももうすぐ8月22日(日)をもって終了いたします。
こちらは限定革のネイビーで制作してみました。ミニ鞄をお探しの方、この機会をお見逃しなく!
【仙台店】
営業時間 12:00-19:00
電話番号 022-395-7461
〒980-0014
宮城県仙台市青葉区本町2-10-33 第二日本オフィスビル1F
定休日 毎週水曜・木曜 / 第3火曜