オンラインショップのONODERAです。
一気に秋らしい気候になり、工房も夏よりは快適に製作が出来ています。
さて、今回は 『創業者とカバン作ろう企画の番外編』 です。
特集ページをご覧頂いている方はお分かりかと思いますが、
今、私と創業者の近藤とで新しいカバンを作っています。
今までの様子はコチラから↓↓
春からミーティングを重ねて、ようやく形になった
”大きな(A3)サイズと小さな(A4)サイズの肩掛けトートバッグ”
今月末の販売に向けて、近藤がひたすら鞄作りに励んでいます。
今回はその製作風景を写真でお届けします!!
革に型紙を当てて、ケガキをいれます。
革に図面を引く感じです。
今回は、A3サイズという大きなカバンに加えて、贅沢にも盤面一枚革で作ります。
革の取り分には四苦八苦しています。
なるべく本数を作りたいので、両サイズの型紙を革と照らし合わせながら
大きな端革が出ないよう配置を変えて、位置を決めます。
内ポケットのパーツ部。革が足りませんが、なんのその。
近藤はそれを活かしてワイルドに作りますよ~。
革の端の自然な曲線を活かしちゃいます。
実際付けるとこういう感じです。この革の自然な曲線、私も近藤も好きなんです。
一つ一つ違う感じは定番品では作れませんし。
実際に革を裁断します。
大きい(A3)サイズはこんなに大きな一枚革。革も厚いので、もちろん重くなります。
けど、厚いままを使うからこそ出る風合いがあるのです。
折り込まれるマチだけ、部分的に少し漉きます。
底板を縫います。
内ポケットを縫います。
本体内縫いの工程に入ります。
この厚みを豪快に縫い進むのがHERZの鞄。
内縫い後はカバンのひっくり返し。これがまた厚革だと大変なのです。
近藤が「小野寺君やってみる?」と促すので、挑戦してみましたが・・・
全然、ひっくり返らない(笑)
手袋を借りたり、コツを教えてもらったりして、ようやく表になった!!
この工程はかなり握力を使います。
形を整える作業は近藤にお願いしました。
取っ手の取り付けです。この取っ手の革もかなりの極厚。
6mm近くある超極厚革を使用しています。
仕上げは、鹿革の紐の取り付け。
完成!!
ワイルドで自由な発想で作られたトートバッグ。
革の素材感を存分に楽しめ、丈夫で長く使える鞄になりました。
これから販売に向けて、近藤がガンガン作ります!!
どうぞ、お楽しみに~!!
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