こんにちは!ヘルツ名古屋店 竹中です。
先日、新作として登場したケルントート(T-9)。チェックしたでしょうか?
今回はケルントートの生みの親【草間】にいろいろとお話を聞いてきました!
商品ページでは紹介されていない裏話なども出てくるかもしれません。
竹中
「はじめまして。」
草間
「同じ店舗だから毎日顔見ているね。」
竹中
「あはははは、そうですね(笑)。久しぶりの新作ですね。試作の時から知っているので僕もうれしいです。誕生秘話とか聞けたら嬉しいのでよろしくお願いします!」
草間
「いいよね、普通で。×2。長らく自分が使いたいトートバックが欲しくて。個人的に流行り廃りがないフツウの形が良いと考えていたから今考えうるベストな形が出来たよ」
竹中
「確かに、フツウの形ですよね。シンプルイズベストですね!いつぐらいから考えていたのですか?」
草間
「2019年くらいからかな~。始まりはキャンバス企画の時にキャンバスと革をミックスしたトートバックが欲しくて作ったこと。それから試行錯誤を繰り返して今の形になったって感じかな。」
竹中
「構想から完成まで3年!!キャンバスと革のミックスから総革になったのは何かあるのですか?」
草間
「キャンバスのエイジングって汚れが付いたり、毛が立ってきたりとわかりづらいじゃん。
革だったらわかりやすいし、なんたってうちは革鞄屋だからね!ヘルツの特徴を生かして作ったら面白そうと思ったの。」
※こちらの鞄は販売終了しております。
竹中
「意外や意外にヘルツには巷でよく見るこのデザインのトートバックってなかったですよね。」
草間
「革鞄でトートバッグのアイコンの形ってあまりなくて不思議だな~と思っていてアイコンの形にすれば長く馴染んで使ってもらえると思うの。」
竹中
「確かに。このデザインやったら年齢・時代問わず使えるし、仕事・休日どちらも大丈夫ですね。」
草間
「ブラッシュアップしながらその時その時ベストな形を作り続けてきたけどやっと俺のトートバック探しは終わったよ。」
竹中
「長い旅路でしたね。お疲れさまです。こだわりポイントとかあれば聞いていきたいです。」
草間
「めっちゃあるよ!A4用紙2枚びっちり書いてきたからね!」
竹中
「おおおおお。詳しく聞いていきたいですね。」
草間
「まずは作るからには定番にしたかったからヘルツにありそうな形だと定番にならないと思ったの。そこで形ではなくヘルツで定番にする意味を考えた。」
竹中
「ヘルツで定番にする意味ですか。」
草間
「そう。やっぱりヘルツ=丈夫が大前提じゃない。俺は壊れた時が一番悲しくなるから自分の好きな形+壊れないを重要視しながら作っていったの。」
竹中
「底の革とか一番厚くなっていますね。底の角が擦れて修理って多いのでこれは長く使っても大丈夫ですね!」
草間
「いいとこに目をつけるね~。キャンバスの時に内縫いで作ってみたら丈夫になったからこの作りは変えないで行こうと決めたんだ。一番負荷がかかるのは底だからここを一番に考えたんだ。」
竹中
「口枠も結構苦労したんだとか・・・」
草間
「ここは芯材を入れていて、最初はヘリ巻とかでやってみたけど上と下のバランスでギャップがあって、試行錯誤してこの芯材にたどり着いた。」
竹中
「最初は開きっぱなしで硬さもあるけど長い目で見るとちょうどいい感じで革も鞄も馴染んできて使いやすくなりそうですね。」
草間
「実はこの芯材本来は別の用途で使うんだけど、何事もトライアンドエラーって感じやってみたらいい感じになった。時にはノリも大事だよね。」
竹中
「作りたいもののために普段やらないことをやるってヘルツの原点みたいですね。」
草間
「何事も楽しくやらないと(笑)最終的にアイデアを乗せすぎず、やりすぎない塩梅でできたからよかった。初めてヘルツを選ぶ方のファーストモデルになるように革の表情がわかりやすかったり、金額も上手く抑えられたんじゃないかな。」
竹中
「最後に皆さんに伝えたいことはありますか?」
草間
「好きな感じで毎日使ってください!毎日使うと修理が必要になる時が来るかもしれません。その時はまた使えるように頑張って直します!」
まだまだ話したらないようだったので名古屋店に来店した時にはぜひ草間にお話ししてみてください。次回は竹中が実際に使ってみたことを紹介したいと思います。
それではまた次回。
【名古屋店】
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