ユーフラテについて
ミネルバボックスと同じ、イタリアのタンナー「バダラッシィ・カルロ社」で作られたベジタブルタンニンなめしの革です。
「ユーフラテ」はその名の通り、メソポタミア文明からインスパイアされて作られた革で、使いこまれた「ミネルバボックス」のようなノスタルジック感溢れる表情に加え、ビンテージの雰囲気も併せ持つ独特な革です。
ウェットバックとグレージング加工
「ウェットバック」と呼ばれる水を入れたドラムの中で繊維をほぐしながらシボを出し、乾燥後に銀面をガラス玉で擦る「グレージング加工」を施すことで絶妙な艶を出しています。
さらに使い込むことで艶が出る表情、イタリアンレザーならではのナチュラル感溢れるエイジングが魅力です。オイルが十二分に加えてありますので、油分の追加は必要ない革といえます。
楽しめる革の経年変化(エイジング)
ユーフラテは元々柔らかくてしなやかな革質ですが、使い囲むと更に革が馴染み、良い意味でくたっとした表情に変わり、艶も増します。
革の経年変化について詳しく見る
ちょっとしたキズが付いた時には・・・
自然な風合いを生かすため、表面に大きな加工を施しておりません。そのため、革の表面の小さなキズやシワが隠れにくく、爪傷が付きやすいという特徴がありますが、オイルを多く含んでいるので、指で軽く揉み込んであげるとキズが目立ちにくくなります。使い始めの内はオイル等による保革は必要ありません。