二人のベテラン作り手 NEZ&SUZUKI
HERZの作り手は、20~30代を中心に、40~50代のベテラン作り手たちに支えられて、日々カバンを作っています。その中でも今回は、HERZの屋台骨を支える二人のベテラン作り手をあらためて皆さんにご紹介します。
創業者を除いて一番のベテラン:NEZ
いま残る作り手の中で一番のベテラン作り手:NEZ(根津)。
豪快な部分もありますが、細やかな特注を受けたり、作りに対してもとても緻密だったりして、その言葉自体に見合わないといつも謙遜しますが外からみれば、どちらかというと職人肌。
NEZがHERZに入ったキッカケ
初めて販売店でHERZの商品を見た時「これなら俺でも作れる」って、思ったのが最初の印象(笑)。30歳、子供も生まれる予定のサラリーマン時代だった。
それまでと全く違う仕事がしたいと思ってた時、「作って、売る」?そのシンプルさに惹かれて。
今まではとにかく、よくも悪くも「近藤さんのHERZ」
それで、入って半年くらいで、もうそれはフルオーダーだろってくらいの特注品をやることになって(笑)。というのは、近藤さんはどちらかというと自分の作りたいものを追求するほうだったから、俺がやらせてもらったんだけど、特注品は工夫をしなくちゃいけないのが面白い。 結局、HERZの素材と機材で作るから、「HERZ」っぽい鞄になる。楽しんで作った結果、お客さんも喜んでくれるのが嬉しくて。その中で、近藤さんと同じことをしても敵わないから、俺は、近藤さんのやらないことをやろうと思ったんだよね。縁の下の力持ち、裁断を長年担当する作り手:SUZUKI
工房の文字通りの「縁の下の力持ち」裁断チームの長。製作は革の裁断なしでは始まりません。
同時に、革の質や風合いを見極めるとても重要なポストでもあります。どちらかというと地道で体力的にもとてもヘヴィな現場を支えています。
SUZUKIがHERZに入ったキッカケ
HERZのことは全然知らなかったけど、革で何か作りたいな~と思って自分で探したんだ。
面接で会った、アロハシャツで髭面のおじさん、いまの僕くらいの歳だったんだけど、それが社長(近藤)で、あまりのフランクさにびっくりしたのを覚えてる。とても自然体なんだよね。