村松と他の誰かのコラボレーション企画「&」、第三弾は渋谷工房の作り手:中村が登場
カゴトート(NM-KAGO)、本店、大阪店、仙台店、名古屋店にて期間限定で販売中。
編んである=風合い
若干かみ合わない雰囲気も見え隠れする二人、そこで村松は少し視点を変えてみることにしました。
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村松結局中村さんの作りたいものがぜんぜんつかめない。 だから、いったんそれは置いといて、そもそもカゴがなんで魅力的に見えるんだろう?って考えてみたんです。
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村松カゴって、何の変哲もない形・取っ手なんだけれど、「編んである」から表情があって。 それがカゴの魅力なんじゃないかって。 うちで使ってる革にはその…いわゆる蔓が集合したような凸凹した風合いがない。 編まない=革でカゴの何の変哲もない形を再現しようとすると、ただの革鞄になっちゃう。 だから、表面の風合いをもっと豊かにできないかと思ってて。 盤面に表情を…シボがある革を使うとか洗うとかしないと、表情が出ないのかなって。
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中村ほんとそうですよね・・・
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村松だから試しに盤面、洗ってみない?って提案したんだよね。
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中村はい、そうでした。
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実は洗い加工の鞄が作れる作り手は限られており、中村はその中のひとり。
塩梅が分かっていることもあってか、次のミーティングではさっくりと出来上がった試作が披露され───
このときの「いいじゃん、これ。ラフ---!」というハツラツとした村松の言葉が、それまでのモヤから抜けたことを物語っているようでした。
この日をきっかけに、「カゴ」は完成に向けて急激に前進していくのです。
カゴトート(NM-KAGO)商品ページへ本店、大阪店、仙台店、名古屋店では現品を置いています。