HERZオンラインショップのONODERAです。
現在、企画販売中の「旅モノ2016」
各店で個性的な旅モノがお披露目されていますが、ここでは一つの旅モノにピックアップ。
今回は本店の作り手:小堀によるビッグトートのご紹介です。
ビッグトート(TB-1608)
本体にソフトレザーを使用した大きな2wayトートバッグ。
少し短めのショルダーストラップは背中に沿うように斜め掛けも出来ます。
1~2泊程度の旅行ならコレ一つで。普段使う鞄としてもオススメです。
作り手の小堀に話を聞きました
HERZ本店にて、主に鞄を製作している小堀。
今回の旅モノは自身でもかなりお気に入りのようです。やっぱり自分が好きなものは皆にもオススメしたくなるもので、好きなポイントを沢山話してくれました。ちなみに、ビッグトートを作る小堀もビッグマン(身長187cm)。
旅モノとして作ったキッカケ
「HERZの定番品でも大きなトートバッグはありますが、それよりも大きなもの。コレ一つで小旅行に行ける大きさのトートが欲しくて作りました。」
形は既存のボストンから発想を得ました
「ジャンルは違いますが、この形は定番のファスナーボストンバッグ(V-27)から影響を受けています。
以前、V-27を作っていた時、サイドのフックをとって上げた時のフォルムがカッコよかったので参考にしました。」
「V-27は、M,Lサイズは本体がスターレ(ソフトレザー)で出来ています。
大きい鞄が使っていく中で、クシャっとしたフォルムになる感じが好きで、それをトートバッグにしたら良いのではと考えました。」
拘ったのは使い込んでからの形
「ソフトレザーでも新品の時は張りもあり、形がしっかりしています。それも良いのですが、個人的には少し使い込んで、革がクタッとした時の形が一番好きです。」
「使い込んで形が完成する、そんなイメージです。」
鞄の特徴
「見た目がシンプルなこと。あとはやっぱり容量があるところです。
ただ、極端に大きなバッグではないので、普段使いにも持てる汎用性もあります。」
「持った時よりも、タイトに肩掛けや斜め掛けした時の形が自分でも気に入っています。
これも革が馴染んでくると体に沿ってくれて掛け心地が良くなります。」
「製作面での拘りは、カシメや金具を出来る限り使わず、ステッチも少なくしたところです。
そして、所々コバの厚み(入り口や側面の補強、取っ手)を見せるようにしたところもポイントです。」
自分で使ってみて
「ショルダーストラップは定番と違いますが、剣先がそり返ることなく長さ調節も出来て良い感じでした。」
「肩掛け・斜め掛けが良いと言いましたが、手持ちもありです(笑)。
荷物が沢山入るので、その時に応じて持ち方・掛け方を変えて使いました。」
おわりに・・・
現在も愛用中のビッグトート。
定位置は製作台の横。
中を整理する小堀。
普段の荷物は少なめ。
そして決め顔(鞄も作り手も)。
せっかくご紹介したので、本店店頭でも愛用品を展示する予定です。
あわせてお楽しみに!!