こんにちは 。作り手で裁断の仕事をやっている鈴木です。
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
季節は春。 春と言えば新しい出会い(歓迎会)。 お別れ(送別会)。 そしてお花見。
そう、誰もが納得する完全な理由のもと、沢山お酒が飲めるすばらしい季節。
そんな日本中が家族そろって二日酔い状態にあると容易に想像できる今、
その平和で楽しい雰囲を、僕が自ら体験したとても不思議な話しを読んでしまったが最後。
深い深い闇の中をさ迷い続ける事になるでしょう。
そんなミステリアスな世界へと、いざ。
と、その前に ここで早めのお願いが…
今回 のお話は、とーっても大袈裟な表現が含まれています。
読み終わったあと、けっして怒ってはなりません…
あの日はとても寒い真冬の朝でした。
いつものように出勤してすぐに機材の整備に取り掛かりました。
そして、その機材についている、ある小さな扉を開けた瞬間、
「いてててっ!」
僕の指先に激痛が走りました。
あまりの痛みにしゃがみこんでしまいました。
震えながら左手の人差し指を見てみると…
なんと 突然大きな ほくろ ができていました。
「! へ~ ほくろってこうやってできるんだ~初めて見た」
痛みもふっ飛んでしまうほど、思わず感心してしまう寸前に、
「ンな訳ない 血豆やろ」 僕は気づきました。
それにしても、ただつまみを引いて開けただけなのに、いったい何故?
次の日も、また次の日も、同じ扉を開けましたが、なにも起こりませんでした。
そしてあの日から一週間ほどが過ぎた頃、
ふと指先に目を向けると、ほくろ…いや、血豆が、
そう まるで年老いた老人のようにしぼんでしまい、小さくなっていました。
治ってきているのに、なぜかとても寂しく感じました。
きっと自分の未来としぼんでしょんぼりしている血豆を重ね合わせてしまったんだと思います。
そんな悲しい未来を見てしまい、途方にくれていても、新しい一日はやってきます。
僕は自分にムチを打ち、いつものように機材の整備を始めました。
すると次の瞬間!!
「いてててっ!」
例の扉を開けようとしたら、またしても左手人差し指に激痛が走りました。
僕は震えながら恐るおそる指先に目をやりました…
「あ~よかった 今回はなんにもなってないや」 … !!!
いや、よく見ると終わりかけていた血豆がっ な、なんと二十歳!!
ほんのさっきまで八十歳くらいの見た目だったのに、今まさに二十歳前後。
はちきれんばかりにパンパンに膨らんでいます。
二週続けてまったく同じ場所、同じ行為、同じ所にほく…血豆。
しかもたたいたり、挟んだりもしないで、ただ、扉のつまみを引いただけで…こんな偶然ってあるのだろうか?
「こんな体験をしたのは世界中でオレだけかも…」
「これってデジャブとは違う?」
(両方とも実話です)
みなさん、いかがでしたか?
この現実離れしたミステリーの世界…
ご忠告しておきます。
もし、工房見学に来られても、けっして例の扉に近づいてはなりません…
そしてお願いしておきます。
このブログを見て怒らないでと…
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