HERZオンラインショップのONODERAです。
現在、企画販売中の「旅モノ2016」
各店で個性的な旅モノがお披露目されていますが、ここでは一つの旅モノにピックアップ。
今回は本店の作り手:北野によるW-3リュックのご紹介です。
W-3リュック(TB-1609)
HERZ創業者の近藤オリジナルメッセンジャーバッグ(W-3)をリュックとして作ったもの。
極厚で革の表情豊かなタンドーソフトレザーを使った、丈夫さを体現した革鞄です。
作り手の北野に話を聞きました
本店の作り手、北野。
過去の旅モノで作った錠前リュック(R-11)やクラシックボディバッグ(F-4)が定番化されています。
いずれもHERZらしい一本ベルトが特徴の鞄です。
旅モノとして作ったキッカケ
「タンドーで豪快なリュックを作りたいと常々思っていました。HERZで豪快と言えばW-3だと思い、この形をベースにリュックを作ろうと考えたのがキッカケです。」
「ベースはW-3ですが、顔になっているフタ留めの作りとかは自分なりにアレンジしました。」
「例えばW-3後面のこのパーツ。改めて前面を見ると・・・。」
「リュックでは鞄の顔となるフタにも使っているんです。細かなところで一体感を出しています。」
使ってみて・・・
「分厚い革で作っているので、かなり重量(約3100g)はありますが、ストラップを工夫して作ったので、背負うと数字より重くは感じませんでした。」
「リュックストラップのクッション部分がウェーブしていることによって、背中にフィットして、肩からズレ落ちにくいので、背負い心地はとても良かったです。安心感が凄いです!!」
作りの拘り、好きなところは?
「HERZでは基本ですが、更に丈夫さを意識しました。ストラップの付け根は、ネジでロックしているから革が切れない限り、壊れないと思います。」
「そして、この革の厚み!!重いけど、この厚みでしか出せない存在感があります。」
「あとは何と言っても、このフタがとても好きです。ゴツイけど可愛らしくて良いです。」
「縁の革紐(これも極太)も、ただの装飾ではなく、使っていく中でフタを反りにくくする補強でもあるんです。見た目にも作りにも一役買っているところも気に入っています。」
作ってみて・・・
「色んなカバンを作って、使ってきましたが、作った時の達成感が何よりもすごくて・・・。作っている時は、堅くて厚くて大変で、身体全体の力を使って、全エネルギーを使って、汗をかいて。
途中嫌になりそうになっても、最後出来上がった時・・・このカバンが好きになるんです!」
「使っていてもエネルギーをもらえるカバン。世の中に数えきれない種類のカバンがありますが、個人的には唯一無二のカバンだと思っています。」