こんにちは。
ヘルツ本店の鈴木です。
今回はヘルツ鞄のエージングについてお話しいたします。
ご存じの方も多いと思いますが、ヘルツではあまり加工を施していない
自然な風合いを大切にした革を使用しています。
その為、年月を重ねることにより、色の変化、ツヤ、使用感、
などがでて風合いを増していきます。
私たちはそれを「味」と表現します。
ヘルツでは主にオリジナルレザーを使用して鞄などを制作しています。
作り手が仕上げた鞄がお客様の手に渡り、年月を重ね「味」を出す。
その時、初めて本当の意味でヘルツの鞄になるのだと私は思っています。
使用していく中で大切なのはレザーオイルです。
革に栄養を与え、老化を防ぎます。
ヘルツではラナパーオイルをオススメしています。
植物性のオイルで油分が弱めです。
油分を吸収しやすいヘルツオリジナルレザーには適していると思います。
動物性の油分の強いものだと、オイルが浸透し過ぎてしまいます。
オイルが入り過ぎてしまうと、形が崩れやすくなったり、ベタついたり、
革が伸びてしまったりすることがあります。
動物性のオイルを使用する場合、仕上げに乾拭きをオススメします。
それでは良い味のでた鞄を紹介します。
迫力のWポケットリュック(C-9-CH)
使用期間:2年間ほぼ毎日(右)
ギボシ留めショルダー(B-100-M-CA)
使用期間:14~15年ほぼ毎日(右)
歴史が刻まれています
色々お話ししましたが、オイルを塗る方、塗らない方、毎日使う方、たまに使う方、
天候によって使い分ける方、様々な使い方があると思います。
「味」の感覚も人それぞれです。
永く使用して頂く上で、オイルは必要だと思いますが、
色々な使い方があって個人的には好いと思います。
私も色々な経年変化をした鞄を見てきました。
こまめにお手入れされている鞄、お手入れされていない鞄、
シミだらけの鞄、ひび割れている鞄、形の崩れた鞄。
その一つ一つがオリジナルのエージングであり、
愛着、歴史、思い出の詰まった鞄でありヘルツの鞄であると私は思います。
良きパートナーとなれるような商品をこれからも生み出したいと思います。
ヘルツ本店:鈴木
*革によってお手入れ方法が変わります。
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