ロウ引き革のトートたち

Organの森、一部
アスファルトが眩しい、、、立秋を過ぎたのに、気温は連日35℃を前後する東京、渋谷。

工房とOrganの往来ですら、気合を入れないと難しいくらいです。

こんにちは ONLINE SHOP担当の岡松です。

 

シビラの鞄たち
今日の鞄。本体は遠目から見ると、なんだか革ではないような、、

でも革です。

 

その名も「シビラ」。

テンペスティというタンナーの革で、表面にロウを引いてあるというHERZやOrganでは珍しい素材。

シビラ
使っていくと摩擦で部分的にロウが落ち、シワやシボの凹んだ部分にロウが残るので、独特な風合いになっていきます。

写真で色が濃い部分(Organロゴの左)は、桃井が布で敢えて摩擦させた部分。

結構な力を入れていましたが、それでもこの程度、というべきでしょうか。じっくり変化を楽しめそうです。

 

若干数、サンプルとして買い入れてきたものを、この度 マリが鞄に仕上げました。

横から

上から
両方とも、口部分、側面、底面など、要所に厚い補強が入っているので見た目はパリッとしていますが、

本体のシビラはとてもしなやかで柔らかく、薄い革です。ユーフラテとミネルバボックスの間くらい。

革をもんで柔らかくする加工が施されているので、シボの入り方も部位によって個性が出ています。

シボ
けっこう細かい部分

 

グレーシボ
ちょっと大きめ

 

 

内ポケット
そして、両方とも、両開きのファスナーで内ポケット付き。

 

 

それぞれにも特徴、あります。

2wayトート
こちらは取り外し可能なストラップ付き。Organ定番の端に遊びが出ないタイプです。

本体は少し縦長。

手持ちの取っ手
取っ手も手持ちのみ仕様でコンパクトになっています。

 

 

肩かけトート
こちらは横長トート。口が広いので出し入れに不自由しません。

肩かけ取っ手
ざっくりと肩にかけられる長い取っ手です。

 

 

そして!この素材ならではかと思いますが、縫い目の裏側を見ると、、、

ミシン跡
このミシンの押さえ跡、定規みたいでたまらないのは私だけでしょうか。

ロウ引きが剥がれた結果の風合いになってます。

 

 

トートバッグとしては、ふとしたときに肩かけもできる取っ手が非常に重宝しますよね。

程良く分厚い革パーツが配置されているので、身体に添いながらも、しっかり使えること間違いなし。

 

一方2wayの方は、手持ち用の取っ手とストラップでシーンで使い分けできるメリットと

本体のタテ×ヨコのバランスが絶妙!ということで一押しであります。

 

どちらも結構大きいんですが、(盤面がそれぞれOrgan新作ボストンバッグG-39より一回り小さいくらい)

それを感じさせない軽やかさが夏っぽい鞄たちです。

 

 

壁に映る鞄のかげ

アイボリー

 

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