Organへ行くと桃井が何やら製作中でした。
そう、あの、桃井の「リスシオ型紙トート」です。(正確には型紙が要らないトート)
というわけで仕上がった今日の主役をご紹介。
重ねると同じ形のパーツを合わせてあって、向かって左の取っ手のカーブどうしが一枚だったことになります。
互い違いにパーツを組み合わせて縫っているので、レンガを積んであるような底面に。
以前のタイプと大きく異なるところは底面マチ。
内縫いの鞄は、縫製してから革を揉みながらひっくり返す作業があり、この工程でどうしてもシワがついてしまいます。
今回は、なるべくスムーズな表面を保つためにこの作りにしたというだけあって、革の張り感そのままに
きちんと自立するトートに仕上がっています。
そして!!題名が気になっていた方に朗報ですが、こちら、「コッチネラ」という色名がついているのです。
「?なんだなんだ」と思い、すぐさまイタリア人スタッフ ニコロに確認。
「あー虫ですね。いい虫です。」 「、、、赤いから、、てんとう虫??」「そう、それです!」
どうやらイタリアでは、幸せを運ぶ虫として親しまれているようで、かなり縁起がいい色名です。
定番の色と比較するとこんな感じ。
左から、アンバー(棒屋根リュック)、コッチネラ(今日の型紙トート)、チョコ(ショルダーバッグヨコ型)
アンバーとチョコ、どちらにも属さない赤みが特徴です。それでいて、HERZの赤よりも落ち着いた色合い。
ポピュラーな言い方だと、バーガンディが近いと思います。
この「コッチネラ」、今回Organではサンプルで取り寄せた分で作ってみたそうで、あまり多くはご用意がないのですが、
秋にぴったりの色合い、是非、お店でも確認してみてください。
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