毎度の試作レポートでお馴染み、村松の
先日の「芯材」と並行して作りためてきたサンプルアイテムたちをご紹介します。
それがこちら!
ミニマムシリーズです。
右上から反時計回りにパスケース、名刺入れ、お札入れ。
本店ショップカードと比べるときゅっとまとまったコンパクトさが際立ちます。
それぞれ必要最小限をぴったり入れられるように設定してあります。
<パスケース>
開けるとシンメトリーに並んだポケット。
内側からカードを入れるので飛び出すことはありません。
定期券2枚持ちの方は、開いてそれぞれを自動改札機に通せて便利ですよ。
もうひとつの背面ポケットはおまけ。
いったんレシートを入れたり、引換券を入れたりできます。
カードも入らなくはないですが、プラスチックカード2枚分でちょっきりに設定してあります。
<名刺入れ>
手前は上から、奥は上とヨコがL字に開いています。
奥のほうが入れやすいので、いただいた名刺をさっと収納する方向き。
前後合わせて7~8枚程度の収納なので、1回の軽い商談用、といったところでしょうか、、、。
<お札入れ>
表も裏もさほど変わらない見た目ですが、
開けると左手前のポケットにプラスチックカード1枚、背面にお札、の潔さ。
お札もカードも程よく隠れるので、シンプルに使えます。
どれもカーブから折りたたまれる部分や重なったところなどがふんわりしていて
薄めのハードレザーのさらっとした質感に柔らかさが見てとれます。
ちなみに、名刺入れは村松自身も使っているようで、使用10日程でぺったんこ(下)。
なんとなく右上にアタリが出そうで、いい具合です。
とここで説明させていただきますが、今回はフォルムがミニマム、というだけでなく、
作りもなかなかその命題に沿うのであります。
長かったり四角かったりするやや単純な革パーツをぱたぱたと折りたたんで
最小限に縫製することで物を包む形になる、というのが面白いところ。
パスケースと名刺入れは、あのポケット数にして1回縫うだけで完成します。
すっきり。スマート。
金具がついていないのもすっきり見える要因なのかもしれません。
勢いに乗って、全色作ってあります。
それぞれ単体でご用意していますが、シリーズ揃えると統一感が出ます。
黒1色はキリッとしたイメージ。
ひとつだけ色を変えてアクセントにしても◎
贈り物にも手頃なアイテムたちですので、是非本店で探してみてください。
そして次回作??
まだまだ挑戦は続きます。
岡松
メルマガ: 鞄工房ヘルツのあれこれ