定番商品よりも挑戦的なサンプル品。
そのときどんなことを考えて、何を体現したくて、作るまでに至ったのか。
既に仕上がった鞄を軸にして思い出してみようという、口数少ない村松による
インタビュー形式の試作レポートスピンオフ企画。
ところで、この間のブログの件で訂正して欲しいとこがあるんだけど…。
(はい・・・。冒頭からですか?)
僕は、別に「シンプル」が好きなんじゃないよ。
確かに好きなものの中にシンプルなものは多いかもしれないけど、
「シンプルだから 好き」なんじゃないんです。
(すごい強調している、、机バーンって感じですね)
そして、「シンプル」という言葉は
むしろキライ!!
(えっ!!!そうなんですか!!)
そうです。
(・・・すみません。訂正してお詫びします。)
(でもイメージがシンプルって感じてしまうのは何故なのだろうか。)
まあキライっていうと言い過ぎかもしれないんだけど、
なんか、「シンプルだからいい」っていう風潮が、ない?
それは違うでしょ。
シンプル=良い ではないと思う。
練りに練って、削ぎ落として、これ以上そぎ落とせない、、、っていう状態まで
洗練されたもの、が、結果 シンプル だったなら、それは「良い」ってこと。
「洗練されている」っていう表現はホメ言葉だと思う。
だから、僕は洗練された物が良いものだと思う。
(じゃ、シンプルっていう言葉の使い方、捉えられ方に問題がありそうと。)
そう、、作る人にも、「シンプルだからいいでしょ」みたいな雰囲気があるけど
そうじゃないと思う。
逆に、ゴチャゴチャしてても良いものってあるでしょう。
複雑に見えても洗練されたものはある。
なんかそれを確認、、もう一度考え直すきっかけになった鞄が
これ
いよいよvol.2へ続く
編集と文:岡松
メルマガ: 鞄工房ヘルツのあれこれ