定番商品よりも挑戦的なサンプル品。
そのときどんなことを考えて、何を体現したくて、作るまでに至ったのか。
既に仕上がった鞄を軸にして思い出してみようという、口数少ない村松による
いつの間にかモノローグ形式の試作レポートスピンオフ企画。
折り返し第4弾はこちら、台形のファスナートート
参考にしたのが、二本手2wayビジネスバッグ(BW-20)
今回の鞄は、単純に縦横比を変えたことと、
盤面のポケットを、ぐいーっと上まで持ってきたこと。
取っ手が隠れるくらいの高さのポケットです
前回のビジネスバッグもそうだけど、
「自分だったらこうする」が鞄作りのきっかけのひとつ。
0(ゼロ)からなにか新しいものを作りだすことは無理だと思ってる。
少なくとも自分には無理。
そもそも袋に取手を付けた時点で鞄の形を
パクってる。 って思っちゃう。
何かを参考にしたり、ヒントを見つけたり、
それこそ人が持ってる鞄をいいなぁと思ったり。
そんな所から鞄作りははじまると思うんです。
そこから、自分だったらもっとこうするとか、
これはいらないとか、自分なりの解釈が入ってくる。
その解釈のしかたが、その人らしさ、オリジナリティー
完成し、着用などなどしてみたところ
サイズ感重視のため外ポケットにはA4が入らなかったり(横置きで本体には収納できます)
勢い良く鞄を開けるとホックが取れたり、、、
そうだ、
ここドイツホックにしようっと。
続く
編集と文:岡松
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