丁度一年前入社した本店の作り手:小堀(通称:コボちゃん)。
入社当初は、背が高い事もあってか(身長:187cm)
少し作りづらそうに作業台の前に立ち、試行錯誤している姿が印象的でした。
そんな小堀ですが、この一年間ひたすら鞄を作り(HERZではとにかく実践あるのみ!)
少しづつ制作に慣れ、最近は作る鞄の難易度も上がってきている様です。
今年は「ダレスバッグ(BJ-2)本品制作!!!」
を目標に掲げ日々奮闘しています!
今日は、そんな小堀の奮闘ぶりをちょっと覗いてみました。
大先輩の作り手:橋本に教わりながら、
レディースハンドショルダー(Q-52)を製作してる様子。
形を綺麗に出すのも難しいこのレディーバッグ。
全体の作りの流れを伝えつつ、大切な革の向きについても再度確認していきます。
何気なく型抜しているように見える小さな革のパーツも、ちゃんと革の方向があって
パーツによって「伸びやすい向き」「伸びにくい向き」を変えています。
「取手は、使う人の事を考えるのも大切。
これはレディースバッグだから、女のが持ちやすいように、もし革が厚かったら、少し漉いたりしてね。」
「ボストンバッグとは違うでしょ?」
「そうか」とはっとした表情で頷く小堀。
その後は黙々と制作再開。
おっ、力入ってます(笑)
顔でもある前面ポケットは縫製も難しい部分。 見守る橋本。
少し緊張が走ります。
最後に仕上がりを見ながら、細かい部分のアドバイスを貰っていました。
どうなのかな~と遠くからみつめていたので
あとでこっそり橋本に聞いてみたら、
「まだ突っ込みどころはあるけど、すごい作れてきてる。」
とお褒めの言葉。
小堀はあまり顔に出ないので、結構順調そうに見えていたのですが、
「どうだった?」と聞くと
この表情。
「難しいーーーーー」と一言。
ダレスバッグまでの道のりは、まだまだ険しいようです。
ダレスバッグ(BJ-2)を作れるようになるその日まで
頑張れ!コボちゃん!
つづく