村松と他の誰かのコラボレーション企画「&」、第二弾は本店カット担当の作り手:西邑が登場
オンラインショップで期間限定販売を開始した
お菓子を開けた時のアクションを模したシリーズ3点 ※販売期間は終了しました
先週から本店でも販売を開始、こちらではなるべく現品を揃えています。
ざっくり小物入れ(NM-CASE)
元々は通帳を入れるケースとした誕生したアイテム(通帳サンプルも手作りです)。
村松
これは、最初に、ひっかける留めのアイデアがあったみたいで
型紙は直線なんだけど、前面側と後面側をカシメで留めると立体的に
有機的な形になる不思議なモノだった。
通帳ケースって言ってたけど、なんかムダにでかいし、
すきまも気になるって色々口出ししてたなー。
西邑
これ、今のよりもっとざっくりしてますね。
村松
そこから、すきまをなくしたりするためにだいぶ変形の型紙になっちゃったね。
これは企画ならではの商品かな。
それにしてもこの型紙の改良、普段やっちゃいけないことを確信犯的に
やってる感じが、楽しかったよね。
仕上がりには関係のないことではありますが、通常、カットの効率などを考えて、
定番商品ではシンプルな型紙が作り手たちに好まれるのは事実です。
そこを十分知りながら、カット担当である西邑が複雑な型紙を選んだところに、
西邑の、見た目に対する姿勢が見えた気がしました。
縫ってしまえば無事解決、なのに、敢えてしない。
西邑が追い求める形に、村松も寄り添ってまっすぐ向き合っていました。
村松
すき間を埋めたいけどステッチは嫌だなんて、ある意味難題だよ。
自分だったらきっと構造自体を考え直すだろうけど、今回は
西邑くんが作った最初のイメージを崩さないために型紙の変形を
とことんやってみたって感じだった。
こういうトリッキーな形って予測するのが難しくて、実際に形にしてみないと
うまくいくかどうか分からない。
今までの経験値ってあんまり使えなくてほんと1からどんな方法があるかを
考えだすような試作だった。
実際、何度も何度も型紙を調整しながら、時に新しいアイデアを試しながら、
ふたりで無言(熟考)とおしゃべりを繰り返して感覚的に試作をしている様子が
印象的でした。
どこか、自ら与えた制約を楽しんでいるようでした。
気づけば宇宙人だかきのこだかが増殖。
とても根気よく試作に向かっていた証拠です。
西邑
お、この下のカシメもけっこういいかも~。
やっぱり横のカシメの位置これで良かったなー
いいなあ、欲しくなっちゃうなあ!
村松
ほんと、それ自分で言えるってすごくいいよね。見てて嬉しくなっちゃう。
編集と文:岡松
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