村松と他の誰かのコラボレーション企画「&」、第二弾は本店カット担当の作り手:西邑が登場
オンラインショップで期間限定販売を開始した
お菓子を開けた時のアクションを模したシリーズ3点 ※販売期間は終了しました
先週から本店でも販売を開始、こちらではなるべく現品を揃えています。
ミニタブレットホルダー(NM-PAD)
これもステッチを見せないために躍起になっていました。
それで、紆余曲折を経ていまの形に落ちついたのでした。
ずらりと並ぶ試作の数々
村松
財布の試作をしてて、フタを差し込むのをやってみたんだっけ?
ここのステッチも嫌がってたねー。
最初の方の試作は本体の作り、かなりムリがあったと思うよ。
西邑
えへへ、そうですね~。
①
西邑
一番最初の試作はかぶせを短く作りすぎちゃって、遊びで本体に
かぶせを差し込んでたなあ。
②
村松
かぶせにベロを足して縫えば?っていう提案をしたんだけど
却下されたんだよね。
西邑
そうです、ステッチ見えるんで(自慢気)!
西邑
で、ステッチ嫌いなのに、本体は普通の内縫いじゃ絶対できない作り!
だからどうしようかと…悩みに悩みました。
あまり大きな声では言えませんが、通常はしないであろう、
クレイジーな作りで本体を保っていました。
村松
最初、財布としてお札、小銭、カードの仕切りをつけたくて
三部屋にこだわったんだよね。
西邑
そうです、お財布だから。
でも、やっぱり本体はカシメ留めじゃないとこの作りはできない…!
バカヤロー!ってなりました。
かくして表からはステッチが見えづらいトラベルパッドホルダー(KB-1)の
仕様を拝借することに。
③
村松
本体の縫いが落ち着いたら、今度はふたの差し込みのところ。
楕円を開けて、かぶせを差し込めば?って提案した気がする。
西邑
そうでした、それで作ってみたのがこれ。
④
西邑
そしたら機能上“楕円の上の部分いらなくない?”ってなって
上を切り離した形から最終型へと進化していったんです。
この、“他の人の作りを拝借する”ことに、とても抵抗を感じていた西邑。
西邑
いまでも悔しいですよ。解決策を自分で、見つけたかった。
でも・・・ちきしょーーー!!
悔しいけど、これしかない!!!って。
いくら考えても、他のアイデアが出てこなかったんです。
村松
僕がKB-1の作りを採用したのをみてうれしかったのは、
自分が作った品番だからじゃなくて、
「人と違うもの、個性!個性!」って言ってた西邑くんがね、
「人のアイデアは絶対に使わないんだっ」ていう余計なプライドを
捨てられたんだって思ったから。
うんうん、西邑くん 成長してるじゃなーい。
個性ももちろん大事だけどね。
人と違うことがイコールいいってわけじゃないよね。
編集と文:岡松
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