村松と他の誰かのコラボレーション企画「&」、第二弾は本店カット担当の作り手:西邑が登場
11月11日の販売からじわじわと人気を博している
お菓子を開けた時のアクションを模したシリーズ、3点 ※販売期間は終了しました
右から、コインケース(NM-WALLET)、ざっくり小物入れ(NM-CASE)、ミニタブレットホルダー(NM-PAD)
それぞれ本店では現品も販売しています。
人それぞれの創作のしかた。
いつもの作り方は?コンセプトはどのタイミングでできるの?
仕上がりを振り返って、そんなことを雑談する機会がありました。
西邑
基本は見た目からはいって自由にスケッチ。
できてから「アレみたい、何かに見えるなぁ…」って気付いて、そこによせてく感じです。
そこからはコンセプトが一番大事!
今回でいうと「パッケージ」らしさをどこかに残す!ってことです。
見る人におもしろいと思ってもらいたい。
そこが伝わってくれれば嬉しいんですよね、おおっぴらには言いたくないけど。
村松
うん、西邑くんはそれぞれにひとつのアイデアがあって、それを軸に据えて
すごく大事にしてる感じ。
ヘルツの大きなステッチが好きじゃないとか、見た目のこだわりもけっこう強くて、
そのアイデアを実現させるために、しかもかっこよく実現させるために苦労して
バランスをとってるように見えました。
作ってる時が楽しい?考えてる時が楽しい?
できた時?人に見せてその反応を見る時?
西邑
考えて、作ってる(手を動かしてる)時が一番楽しい!
楽しいからいつも考えてる、でも思いつかない日もある、それでも考え続けてると・・・
なんか(アイデア)出ることありません?
村松
あ~あるね。訓練みたいなものかな。
西邑
それで楽しく手を動かして完成して、人に見せるときは
不安と期待がすご~~く入り混じってる・・・
村松
え、そうなの??意外だな、手放しで嬉しいのかと思った。
西邑
そんなことないですよ。
おお~!っていう反応は一番嬉しいけど、なんか微妙なときとか、
あと村松さんみたいな人に「こう改良したら?」って言われて
それがすごい良かったりすると「くそー!悔しい(けどそれがいいかも)」って。
だから人に感想聞くときはワクワクするけど緊張します。
村松さんはどういう時が一番楽しいんですか?
村松
あ~どうだろ。やっぱり思った通りに形にできた、完成したときかな。
実は「作る」ってこと自体はそんなに好きじゃないのかも・・・
西邑
でも村松さん、たくさん作って微調整しますよね。
その根気?真似できないです。しかもあんな大きい鞄何本も作るじゃないですか。
なんか、僕はすぐ完成型を見たいんですよ。
もしイメージと違ってもすぐカットして修正して、完成を見られる。
そのスピードがちょうどいいから、最近の試作は小物が多いのかも・・・
村松
そっか、確かに小物が多いね。それにしてもほんと西邑くん、新しいの
一個作っては、すぐ他の作ってたよね。
前作ったやつはどうしたんだろって思った時もあったよ。
西邑
そうなんですよね。
実は修正あんまり好きじゃなくて、思い描いたイメージと最初の試作が違うと
気分を変えて他のを作りたくなっちゃう、なんかダメだな・・・って。
だから結果的にコインケース(NM-WALLET)なんかは2年越しに形になったというか。
あははは!
村松
そっか。僕もそういうことあるよ、“保留”がたまるとき。
で、そこからしばらくして、その保留からまた改良しだす…その繰り返しなのかも。
まあ別に仕上げるスピードが早ければいいってもんじゃないか。
モチベーションの保ち方の問題というか。
西邑
そうですね。やっぱり考えてて、作ってて、楽しくなるようにしてます。
編集と文:岡松
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