今瀬が語る、革の歴史について

今瀬が語る、革の歴史について

NET工房の今瀬です。
今回のブログでは原点に帰って革の歴史について説明したいと思います。
ちなみに私調べですので、多少の間違いや至らない点ご容赦ください!

そもそも皮?革?みたいな感じの方もいらっしゃると思います。

色々な革4

「皮」は動物から剥いだ状態のもの、「革」はなめし加工を施して耐久性を持たせたものを指します。
その革の歴史は人類の狩猟生活にさかのぼるそうです!

古代人は狩猟で得た動物の皮を乾燥や燻製によって保存し、防寒具や履物、道具として活用しました。
紀元前3000年頃のエジプトやメソポタミアでは、植物の樹皮に含まれるタンニンを使った「なめし」技術が発展し、腐敗しにくく耐久性のある革が作られるようになりました。

色々な革2

ローマ時代には軍用の鎧や履物に革が多用され、中国では漆を使った加工技術が生まれ、中世ヨーロッパでは革製品の需要が高まり、なめし職人がギルドを形成し、技術が発展しました。
特に植物タンニンなめしが主流で、馬具や甲冑、靴、書籍の装丁などに革が用いられました。ルネサンス期には装飾技術が進み、華やかな革製品が登場したそうです。

20世紀にはさらなる技術革新が進み、合成薬品を用いたなめし技術が発展しました。これにより、防水性や耐熱性を向上させた特殊な革が生産されるようになり、航空機や工業用部品などの分野でも革の利用が広がりました。
一方で、環境への配慮が求められるようになり、植物タンニンなめしの再評価や、化学薬品を極力抑えたエコなめし技術の研究も進められています。

話はちょっと変わって。
ヘルツのオリジナルレザー、ラティーゴ、スターレ、タンドーもタンニンなめしの革です。
その風合いはエイジングを経て益々魅力的となる素敵な革だと思います。

少しだけオリジナルレザーについて紹介しますね。

ラティーゴ

上の写真がラティーゴ。スムース(なめらか)な表面で張りのある革です。

 

スターレ

こちらはスターレと言う、ラティーゴと比較し柔らかい革。ドラムを回し革をほぐしてあげています。その為シボが入る表情も多いですね(個体差は有りますが)。

 

タンドー

最後にタンドーです。激しいシワやシボ感が特徴で厚みもあるワイルドな革です。けどタンドーソフトレザーと呼んでいるだけあって柔らかいですよ。

HERZオリジナルレザーについて

革鞣しの職人仕事

話は戻りまして、現代ではファッション業界をはじめ、インテリアやスポーツ用品、工業製品など幅広い分野で革が活用され多くの人々に愛され続けています。
私達が作る製品も、お客様一人一人に愛されるものづくりにこだわっていきたいと思います!

 

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