こんにちは、ヘルツオンラインショップの山木です。
先日、新作のマルチスマホケース(KM-1)が発売されました。
オンラインショップスタッフ:松下のアイデアを、作り手でヘルツ社長の野口が形にして仕上げた商品となっています。
そこで今回は、松下にマルチスマホケース(KM-1)の制作秘話を伺うべく、インタビューを敢行しました。
お客様の声から生まれた商品
山木
「今回のマルチスマホケース(KM-1)は、以前オンラインショップの『SAMPLE ITEMS』※の一つとして数量限定で販売されていたものですよね。その際かなりご好評を頂いたこともあり、今回晴れて新作として定番化しましたが、そもそも最初にスマホケースを作ろうと思ったきっかけは何かあったのでしょうか?」
※オンラインショップで不定期に行っているサンプル品販売企画のこと。当時のサンプル品は既に完売しています。
松下
「これは、お客様からご要望を頂いたことがきっかけです。自分がヘルツに入社してから、何度も『大きいサイズのスマホケースを作って欲しい』というご要望を頂いていました。ただ実際は難しい部分も多々あってなかなか実現には至らなかったので、いつか形にしたいとずっと思っていました。」
山木
「なるほど。ちょっと話は変わりますが、僕らオンラインショップスタッフは、自分自身で商品を制作することが難しいので、作り手と共同で制作することが多いのですが、今回ヘルツの社長:野口自らが商品を形にする事となった経緯を教えてください。」
松下
「実は、最初は野口さんから声を掛けてもらったんです。以前、NET工房で沢山の作り手がいろいろな試作をしていた時期があったのですが、その時に『松下さんは何か作りたい物とかある?』と気さくに声を掛けてくれました。そこで長年ずっと温めてきたスマホケースがパッと思い浮んできて、その話をしたら快く相談に乗ってくれて形になりました。」
山木
「へえ~!気軽に声を掛けてもらったんですね!」
松下
「そうですね。なので、いわゆる『社長直々に!』みたいなプレッシャーはあまりなかったです。そういう距離の近さというか、職種や役柄も関係なく新作づくりに携われるのはヘルツらしい一面だと思います。」
スマートフォンが取り出しやすい形
山木
「マルチスマホケース(KM-1)を作るにあたって、こだわったポイントはありますか?」
松下
「マチ部分をくり抜いたところがこだわった所の一つです。実は最初はワンサイズだけで、いろんな大きさのスマートフォンに対応できるケースを作ろうとしました。でも大きいスマホに対応したサイズにすると、小さいスマートフォンが取り出しにくく、収納した際に埋れてしまったので、マチをくり抜いて取り出しやすくしました。」
山木
「確かに、取り出しやすいというポイントは大切ですね。」
松下
「でも、結局ワンサイズのケースで色々な大きさのスマホに対応するのはどうにも厳しくて…。その当時一般的に販売されていたスマートフォンの大きさをデータで一覧にしてみたのですが、極端にバラツキがあったのでどうしようかと悩んでいたら、野口さんが『思い切って2サイズにしたら?』とアイディアを言ってくれました。」
松下
「そこから2サイズでなるべくいろんな大きさのスマートフォンに対応するサイズを作ろう、となりました。なので、取り出しやすさと広く対応できるサイズ感が特にこだわったポイントです。」
マルチに使える!後面のDカン&ベルトループ
山木
「そんなKM-1の制作を進めていくにあたって、印象に残ったエピソードはありますか?」
松下
「野口さんとは別の作り手から、大きなアドバイスをもらった事がありました。後面の仕様について悩んでいて、ベルトループを取り付けたい、さらにDカンも付けたい、けどどうにも収まりが悪い、とあれこれ悩んでいた所『2way縦横ベルトポーチ(E-118)後面のベルトループを使ったら解決するんじゃない?』と言われて、一気に道が開けました。」
写真上:2way縦横ベルトポーチ(E-118)後面の様子
写真下:完成したマルチスマホケース(KM-1)と試作段階のスマホケース
山木
「すごく良いエピソードですね!Dカンを付けた事で、ストラップを掛ける事ができるようになっているのも、とても良いと思います。」
松下
「ホックボタン式のベルトループの『着脱のしやすさ』も魅力的だったのですが、この仕様だとベルトに直接通すので安定感が増すし、首から下げたり、鞄に吊るしたり…使い方の幅がとても広がったと思います。」
様々な使い方をお楽しみください!
山木
「では最後に、お客様に一言いただけますか?」
松下
「ご要望を頂いたお客様一人一人に、『完成しました!』とご報告とお礼をお伝えしたいです。毎年新しいサイズのスマートフォンが発売するので、ケースとして形になった頃にはスマホのサイズが変わっていたりして、ヘルツで製品化するのがなかなか難しくてお時間を頂いてしまいましたが、今回こうして色々な使い方が出来るケースが作れたと思うので、是非たくさんご愛用下さい!」