こんにちは、ヘルツオンラインショップの山木です。
先日、新作のマルチスマホケース(KM-1)が発売されました。
オンラインショップスタッフ:松下のアイデアを、作り手でヘルツ社長の野口が形にした商品となっています。
というわけで今回は、社長で作り手:野口にインタビューを敢行しました!
野口は普段革のカットや制作を行いながら社長業もこなし、忙しい毎日を送っています。
山木
「ヘルツの新作づくりにおいて、作り手と販売スタッフが共同で作ることはちょこちょこあるのですが、社長である野口さんが、オンラインショップのスタッフと一緒に商品を作るって、あまりないことだと思うのですが…。」
野口
「そうかな?僕はわりと、販売スタッフの人と一緒に商品を作るのが好きなんだよね。やっぱり現場の声というか、お客様と接している人は生きた情報を持っているので、こういうのがあったらいいなとか、喜んでくれる人がいるな~という気持ちを形にするのは大事なことだと思って、結構昔からやっていますね。」
個性が見える新作づくり
山木
「今回、オンラインショップスタッフと商品制作を行うことで、新しい発見はありましたか?」
野口
「新しい発見でいうと、今回商品を一緒に作った松下さんは『よく悩むな』と。(笑) そういう個性というか、ああこの人はこういう人なんだ!というのが見えてくると、面白いよね。こういうところにこだわるんだな~とか。」
山木
「そうだったんですね。何か印象に残ったエピソードはありましたか?」
野口
「松下さんのスケッチの数がすごかったですね。一枚の紙にものすごい数の絵が描いてあって、色々考えているんだなぁと思いました。」
野口
「作り手だと、ある程度完成形が想像できちゃうので、頭の中で作れそうなものを絞り込んじゃうけど、作り手じゃないから想像がつかない分、アイデアを全部描いてみるってなるのかな。でも、これも個性だと思いますね。山木君なら、そもそもそんなにたくさん描かなそう。(笑)」
山木
「た、確かにそうだと思います。(汗) 新作づくりの過程や出来上がった商品にもそれぞれの個性が現れるのは、色々な人が新作づくりに携わるヘルツならではの魅力かもしれませんね。」
希望やこだわりを、HERZ流で形にしていく
野口
「もう一つ面白いと思ったことを挙げると、『こだわりがたくさんある』という話をしてくれるので、その希望もできるだけ叶えたいと思いつつ、その中で本当に大切にしているポイントを汲み取りながら、できるだけヘルツとして無理のない仕様や構造に落とし込んでいく…っていう工程が面白いかな。」
野口
「構造的な事や色々な問題で、貰ったスケッチに描いてある通りに作るのが難しい場合もあるから、削れる部分は削っていく必要があるんだけど…どうやって松下さんの希望になるべく近い形にするかっていう所が、まさしく攻略するような気持ちだったね。(笑)」
山木
「なるほど。作り手と売り手とで目線が変わってくると、製品を作る上で意思の疎通が難しくなかったですか?」
野口
「いや、松下さんが構造に無理はないかとかを結構気にしてくれていたので、そんなに難しいと感じることはなかったですね。作り手との関係でいうと、僕にとっては、お客様からセミオーダーでご注文を受ける時に近い感覚でした。なので、こうして無事に形に出来て良かったなと思っています。」
お客様へ一言!
山木
「野口さんここまでありがとうございました!では最後になりますが、お客様に一言いただけますか?」
野口
「マルチスマホケース(KM-1)は、定番化する前の『SAMPLE ITEMS』での販売時から大好評を頂いていましたが、こうして沢山のお客様のおかげで定番商品となり、とても有難く思っています。ぜひこれからも多くの方にお使い頂けたら嬉しいです!」