こんにちは、ヘルツオンラインショップスタッフ斎藤です。
NET工房の作り手 古川の手掛けました、アーチハンドバッグ(Q-16)が先日新作デビューしました!
こちらの鞄、ご存知の方もいるかもしれませんが、ヘルツサンプルルームでご紹介させていただいていたものが、ご好評につき待望の定番化となった商品なんです。
今回、Q-16の生みの親である古川にインタビューを行いました!
ビジネスバッグからの派生で生まれたハンドバッグ
斎藤
「古川さん、すみません。新作になったQ-16についてインタビューしても良いですか?
丁度、今作ってるのQ-16ですよね!?」
古川
「丁度作ってます(笑)いいですよ!よろしくお願いします。」
斎藤
「この鞄、サンプルルームで好評で満を持して定番化しましたね!」
古川
「えぇ、実はサンプルルームからの発注が結構あったんですよ。」
(古川のスマホに当時の写真が残っていました。)
斎藤
「おぉ!並んでいると圧巻ですね!
サンプルルームと言えば、ビジネスバッグも作っていて、その派生でQ-16が生まれたとか。」
古川
「そうですね。初めに作ったのは同じようなデザインのビジネスバッグでした。
それが、自分の考えや周りの声もあってハンドバッグへと派生させた鞄になります。」
(一番最初に作った試作品を見せてくれました!)
斎藤
「おぉ、そっくりと言うか、時系列がおかしい感想ですが、見た目はQ-16を拡大したようですね(笑)
このビジネスバッグをハンドバッグにしたらサンプルルームで人気が出たんですね!」
この鞄のおすすめしたい所や、作りのこだわり
斎藤
「定番化したとあって、気になったのがやっぱり「取っ手」なんですけど。
ヘルツの商品ではあまり見ない形ですよね?」
古川
「S-3(手持ちもできるバッグインバッグ・横型(S-3-Y)、手持ちもできるバッグインバッグ・縦型(S-3-T))に似てると思いますよ。Q-16を作るときもセイジさん(S-3の生みの親)に相談しました。」
斎藤
「へぇ~。このくり抜いている部分は自分で切ってるんですか?」
古川
「いえ!今は抜型を使っています。試作時は自分で切ってたんですよ。
やすりで微調整もしたり、これがすごく面倒だったんです(笑)」
斎藤
「アーチ状のデザインにはくり抜きの取っ手がマッチしたんですね!
あとは、試作時と変わった所とかあります?」
古川
「微調整みたいな変更ですが、内ポケットの片方に仕切りが付いていたんですが、今は無いです。
内ポケットは前後どちらも同じ物になりました。」
斎藤
「内ポケの自由度が増したんですね。何より内ポケットが2つあるのは重宝すると思います!
今回はレディース商品ですけど、メンズも関係なく、ポケットが多かったり、仕切りがついていて整理整頓しやすい、収納上手な鞄需要ありますし!
じゃあ、苦労した所はありますか?」
古川
「マチですね。金具をなるべく見せない様な見た目にしたくて。
でも、ショルダー仕様の需要はあるから、どうストラップを引っかけようか悩みました。」
斎藤
「マチを折ってDカンを取り付ける方法はヘルツの定番品では初ですよね。
気になったんですけど、Dカンにストラップを取り付けたとき、本体に当たっちゃいません?」
古川
「いい質問(笑)
マチの形にかなりこだわって、本体には干渉しないように、けどDカンは見えにくいように調整しています!」
斎藤
「細かい所ですけど、お客さん、嬉しいと思いますよ!他にはこだわった所とかあります?」
古川
「この鞄については、ビジネスバッグを作った時からレディース目線で作ってきました。
鞄をぐるっと囲うように縫ってある「ヘリ巻き」は製作としては難しい工程ですが、可愛い見た目に一役買っていると思っています。」
斎藤
「なるほど、ありがとうございました。最後にお客さんに一言もらってもいいですか?」
古川
「先日、本店でインスタライブで紹介してもらった時、500mlのペットボトル横向きになら入るのを知ったんです(笑)思ったより収納力もありますので、色々なシーンで活躍してくれるバッグだと思っています。是非ご検討ください!」