HERZオンラインショップのONODERAです。
現在、企画販売中の「旅モノ2016」
各店で個性的な旅モノがお披露目されていますが、ここでは一つの旅モノにピックアップ。
今回は、渋谷工房の作り手:斎藤によるボストンバッグです
ボストンバッグ(TB-1601)
全体的にクラシックな印象漂うボストンバッグ。
大きな前面ポケットも特徴的ですね。
作り手の斎藤に話を聞きました
渋谷工房で主に革の裁断を担当している作り手。
話を聞き始めると、試作の鞄たちもお披露目してくれました。
作ったキッカケ
「大きな旅行鞄と移動用の鞄を持ち分けるのが嫌なので、コレ一つで不便のない旅が出来る鞄をコンセプトに作りました。使い勝手も大切なので、ポケットを充実させ、小物もすぐアクセス出来るように配慮しています。もちろん、このバッグの中にポシェット等のミニバッグを入れて使ってもらっても構いません。」
実際使ってみて・・・
「鞄の顔にもなっている前ポケットの使い勝手が良かったです。
旅行中、文庫本や財布、定期入れ、スマートフォンなどを入れていましたが、取り出しやすかったです。後面は大きな差しポケットなので、スケジュール表や冊子も入れておけます。大きな荷物の取り出し以外は前後面のポケットで事足りました。あとこれは、革鞄の宿命ですが、荷物満杯だと結構重かったですね。」
使ってみて変更したこと
「大きなデザイン変更はなく、鞄を作る上で、こうした方が作りやすいという箇所のみ仕様変更しました。試作の段階で、かなり悩んだ甲斐がありました(笑)。」
拘ったところ
「ファーストからセカンド、使用サンプルで見た目のデザインを大きく変更しましたが、共通して言えるのは、サイズ感にかなり気を配ったことです。
見た目で言うと、ファーストサンプルは、良くも悪くも既存のHERZにあるようなものだったと思います。」
「クラシックなデザインは意識しつつも、今っぽさも出したくて、所々にHERZの定番品ではやっていないエッジの効いた作りにも挑戦しています。」
「細かい所で言うと、取っ手に使う革厚も定番とは違う厚みにしたり、既存のものとは少し違う個性を出せたかと思います。」
よもやま話
「一番初めは、ファスナー式の口枠が作りたくて試みましたが、構造に難があったので、今回の旅モノではやめました。いつかの機会にとっておきます。」
おわりに・・・
新しい商品を生み出す情熱に溢れている斎藤。
今回のブログ用の撮影に工房へ行くと、ファスナー式の口枠とは別に新たな試作も進めていました。
今後どんな新しいものが生まれるのか、今から楽しみです。