HERZオンラインショップのONODERAです。
現在、企画販売中の「旅モノ2016」
各店で個性的な旅モノがお披露目されていますが、ここでは一つの旅モノにピックアップ。
今回は名古屋店の作り手:草間によるトリップリュックのご紹介です。
トリップリュック(TB-1610)
立体的なかぶせと本体が目を引くリュック。
旅のメインバッグとしても、普段使いとしても違和感なくご愛用頂けます。
作り手の草間に話を聞きました
名古屋オープン期に入社した新人作り手の草間。新しい商品づくりにも積極的で、今回のリュックの他にも自身デザインの鞄を既に何本かつくり、店頭などでサンプル販売もしています。
作ったキッカケ
「旅行に行くとき、荷物を厳選すれば、2~3泊できるような大容量のものをつくろうと思い、今回のリュックになりました。デザインは昔のスウェーデン軍のリュックを参考にしています。」
「大きなかぶせが特徴的で、すでに品番化されている半かぶせの二本ベルトリュック(R-152)に比較的形が似ていたので、まずそれを参考につくってみることに。」
「当初はR-152のように内縫い(糸が見えない縫い方)のかぶせと本体のつくりにしようとしたのですが、自分の思うようなふっくら感とは少しイメージが違いました。」
「そこで外縫い(糸が外に見える縫い方)のつくりにすることで立体感のあるシルエットになり、今に至ります。」
使ってみてどうだった?
「かぶせのリュックですと、上部は革紐で絞るようなタイプが多くありますが、取り出しの際、一手間増えます。」
「今回のリュックは、大きな枠のような構造にしたので、自分のようなガサツな人間には荷物の出し入れがとても楽でした。(笑)」
「旅行で使用するので、できるだけ背負いやすく疲れにくいように、背中の当たり具合、ストラップの取り付け方なども考えています。実際背負ってみると意外と軽いと思えるはずです!」
販売が遅れた理由は?
「今回の旅モノは昨年の12月から企画販売をしていますが、私のリュックは今年に入って追加されました。理由は単純で、改良に手こずったからです。(笑)」
「大きなところで言うと、かぶせの取り付け方で、それに伴う取っ手やストラップの位置決めで苦労しました。なるべく見た目のメージが崩れないように構造を微調整する工程は思ったよりも大変でした。」
「左が実際に私が使っていたサンプルで、右が現行の仕様です。先輩の作り手にも相談した結果、最終的にR-152と近いかぶせの取り付け方に至りました。」
作りの拘り、好きなところ
「やっぱりかぶせと本体の立体感です!ただ、この部分をつくるときの縫い方は結構苦労するので、製作の時、大変だなと思うことが何度かありました(笑)。かぶせの形も微調整を何度も繰り返しています。」
「ヘルツ本店のスタッフが背負っている、下の画像が自分の中での理想の形だったので、これを見た時、あらためてつくって良かったなと思いました。」
おわりに
「つくる過程で何度か挫折しそうになったのですが、今回なんとか形にできてよかったです。
みなさんのよき旅の相棒になることを祈っています!」
旅モノオフショット