(前回の記事はこちら)
2月16日(金)に発売予定の革と木のコラボバッグ『椅子鞄』。
今回は、一緒にこの商品を作ってくれた木の作り手をご紹介します。
共同制作のお相手は高見創作室さん
今回、共同制作して頂いたのは「(有)高見創作室」さんです。
高見創作室さんは、神奈川県を中心に、お客様のライフスタイルに合わせた、特注家具、オーダー家具、造り付け家具の設計、デザイン、施工までを一貫して行っています。
代表の高見氏
オーダー家具とは、単に既製品にないものという考えではなく、使う人の状況なども考慮して製作するものだと思います。当社では、打ち合わせから製作、施工まで担当者が全ておこないます。使う人の考えを言われるほど良い家具に仕上がると思います。
高見創作室ホームページより引用
高見創作室の工房内は専用工具が整然と並んでいました。まさに職人の作業場といった空間です。
作業机の傍らには空き時間でつくったという木細工。球が抜けない不思議な構造です。
ちょっとした遊び心も感じますね。
旧友の二人
左:高見創作室代表の高見氏 右:ヘルツ仙台店店長の清水
代表の高見氏と、ヘルツ仙台店店長の清水は大学の同級生で30年来の友人です。
作るものは違うもののそれぞれが職人の道に進み、今回は縁あって共同でモノづくりをすることとなりました。今回の椅子鞄は清水が考案した設計をもとに、高見氏の家具づくりのノウハウも取り入れています。
耐荷重試験を実施しました
専門機関の協力のもと、高見創作室さんにもご同行いただき、耐荷重試験を実施しました。
椅子の座面に荷重を加え、破壊に至るまでの荷重と変形を測定する試験です。
今回の製品の耐荷重表記におきましては、こちらの試験結果を元にヘルツで定めた耐荷重となります。
その時の試験の様子がこちら。
オフショット
試験までの待ち時間、椅子のチェックをしてみる清水。足を上げても大丈夫そうです(写真は試作段階のものです)。
高見氏(左)と清水(右)。試験開始直後の様子です。鞄に荷重がかかる様子を細かく観察しています。
試験の様子を見守る清水。すこしソワソワ。
ちなみに、気になる試験結果は、持ちこんだ試作品3点全て目標にしていた破壊加重300kgを超えることが出来ました!試験動画内で登場した椅子鞄は加重を受ける部分の革を全て伸びる繊維方向で作った試作品で、最大荷重313kgで激しく変形し、試験を終了しています。
伸びない繊維方向で作った他の2点の試作品は革の伸びによる変形は少なかった代わりに、それぞれ318kg、401kgでフレームにヒビが入った所で試験を終了しました。
試験結果により変形も少なく且つ耐荷重100kgと自信を持って世に送り出すための判断材料が揃ったようです。
販売について
2月16日(金)~ 販売開始予定
※今回のコラボバッグに関しましては、HERZ実店舗のみ(Organ除く)での販売とさせて頂きます。オンラインショップでの販売はいたしません。
※販売店:本店、大阪店、仙台店、名古屋店、博多店
次回は販売商品の詳しいスペックをご紹介していきます。
それでは。