つい最近、製作中に左手の指先をハンマーで打ってしまい、
ひとり声を押しころして痛みにもだえていた、博多店の濱田です。
作り手はおそらく1度は、手をハンマーで打ってしまうことをやらかしてしまうのですが、これが相当痛いのです・・・すべて自分が悪いのですが。
今回は製作の話を1つ
普段製作で使っている秘密(?)道具の1つをご紹介したいと思います。
ヘルツでは、革のパーツに水または染料を入れて、磨く作業をします。
ショルダーストラップの両端や、革と革を縫い合わせた端のところも同様に磨いています。
磨くことで見た目も良くなり、手で触った感じも滑らかになります。
この磨きの作業はパーツや部分によっては、なかなか力を必要とするのですが、
この時の必須アイテムが「みがき棒」と呼ばれる(きっとみんな呼んでいる)木の棒です。
オイルを含ませた布にくるんで使用します。
ひたすら磨きます。
なぁーんだ、それだけか・・・と思われるかとは思いますが、この棒を使うのと使わないとでは、手への負担がだいぶ違います!入社当時の私は、このみがき棒を使っていなかったので、指先が痛くなり、爪が変形してしまいました。今も変てこな爪の形をしています。
たかが木の棒、されど大活躍の木の棒なのです。
私のこの棒、最初は四角いカクカクした形だったのですが、6年位使った今では、だいぶ角が丸くなってきました。
私の性格もこの棒みたいに、丸くならんといかんなぁ・・・と、棒を眺めて、反省している今日この頃です。
みがき棒のことで長々と語ってしまったので、お話を切り替えまして・・・実は今、作り手の松尾と一緒に、夏に向けて楽しみな計画を立てているところなのです!まだ春になったばかりですが。
どんなことかは、来月のブログでまたお話ししたいと思っております。
お楽しみに~!