ボーナストラック!プチ 本店秘蔵の素材編<2・レンガ色の手持ちトート>

村松が作ったレンガ色の手持ちトートは、大きく分けて2つ

白ステ正方形

こちらは白いステッチが映えるランチバッグサイズ。

マチ巾

マチ巾はほぼ一緒。

 

 

茶ステ丸&四角底

一方、茶色ステッチでシックな2型は

丸底と四角底

丸い底と四角い底の容量大きめタイプ。

 

仕様はバラバラですが、だいたい両側に内ポケットがついています。

内ポケット付き

 

ポケットのフラップにもなにかと便利

ポケット上のフラップは

鞄全体のフラップにも

荷物が多いときのフラップにもなるという、使うシーンによって変わる機能。

 

落ち着いた冬服に差せるレンガ色、

ステッチの印象

ステッチの色も迷うところです。

 

 

村松

正直言うと色も風合いも僕の好みではないんだけど、
やわらかさと、1.5m/mくらいの絶妙な厚さが
折り返したり、内縫いしたりしやすいかなと思って

ヌバックで作ったカタチ

以前ヌバックで考えた、袋の口を折り返す鞄を作ろうと思った。

 

ポイントは、筒状の本体口を折り返して口元に強度を持たせる。

強度あります

この1点のみです。

 

「筒状」にするため横は革を重ねて縫う仕様。

それで、ただ折り返すと折り返した部分が床面(裏面)になってしまうので、
上から6cmを、ひっくり返して銀面(表面)になるようにした。

折り返し

折り返しが秘訣

 

 

取っ手は折り返すというポイントをじゃましないようなものを。

最初の取っ手

共革で、それぞれの本体サイズに合うようにしました。
全体的にすっきりみせられたと思う。

特に大きいサイズで試した、厚革の芯を入れる取っ手の作りはけっこう気に入ってます。

厚革を入れて

 

サイズもいろんな比率を試してみた。

サイズいろいろ

最近は正方形が好きみたい。

 

依頼された素材だったけど、そこからのスタートでいつもとはちょっと違う、
カワイイ感じをねらってみました。質感、厚さ、色に合った形ができたと思います。

 

この鞄に限らず、縦・横の比率が僕にとってはけっこう重要なのかな。

あとは本体と取っ手のバランスだったり。

握りやすさも重要

それと、この鞄では、大きいサイズの取っ手に芯を入れたことで
取っ手のにぎりごこちが良くなった。その安心感もあって
この鞄がさらに好きになりました。

 

同じ型紙から

編集と文・岡松

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