ヘルツは本日オンラインショップで販売開始したダークグリーンを皮切りに、これから怒涛の企画ラッシュ。
その合間を縫って、村松が作ったダレスバッグをご紹介します。
錠前がプロトタイプで1点モノ。これを使いたいと思ったのが今回のスタートです。
形は定番商品で使ってるものと似てるけど、真鍮無垢、コーティングもなにもしてないから、旋盤で削ったままの跡が楽しめるというところが最大の特徴かな。(村松)
というだけあって、
ピカーンと輝く見事なまでの存在感。
見る角度で動く光線(のように見える)がいかにも宇宙というか近未来というかで、なんだかじっと見ていると引き込まれそうです。
仕様としてはおおよそワイドマチのダレスバッグ(BJ-4)ですが、
・錠前周りのベロを付けていない
・内ポケットも片側ひとつに
などなど随所をそぎ落としにかかり、錠前を見てほしい気持ちが表れています。
また、
錠前に目がいくと、弧と直線で構成されたパーツたちが全体を引き立てているのを改めて感じるのでした。
ちなみに本体に使われているのは、村松が自身で見つけてきたロウ引きの革。
一見ヘルツのオリジナルレザーに見えますが、薄くロウが覆っているため霧がかった色合いで、アタリがつけばさらに表情も豊かになること請け合いです。
同じくロウ引きであるアラスカのスモーキーさと相まって、高級感を醸し出す鞄に仕上がりました。
去年に引き続き、年1回、特別ダレスを作るという習慣になりつつある村松。
(去年は例のワインレッドでした)
来年もお楽しみに!
現品は12月1日(木)より本店にてお披露目です。
岡松
メルマガ: 鞄工房ヘルツのあれこれ