ふたり、ときどき交信vol.5 東京編:楠

待ってましたの開梱

4/24(月)

連休休み明け
野中の第3サンプル到着の巻

野中からのサンプル鞄が届いていた。
この日は休み明け。いつもより30分早く会社へ到着。
実は知っていたのだ!!
お休みに入ってすぐのこと。村松から写真付きで「届いてますよ!」と連絡が。
早くみたいーーという思いで早く来たのだった。
段ボールをビリビリビリーとやぶり鞄を目にしたとき本当に素直に嬉しかった。

わーっと赤ちゃんでも抱くように両手で鞄を持ち上げた。

まるで赤ちゃんのように

たぶん 今 私 最高にいい笑顔だ。笑。

野中のワクワクする思い、楽しい、嬉しいがつまっているのが真っすぐに飛んできた感じでした。
やはり直接見るのは違うな。

 

その日の夜、少し冷静になって改めて鞄を見ることにした。
メッセージにもあるように、やりたいことを全部詰め込んでみたのかな。
どこの部分が一番やりたいところなのかな。
私はどんな風に向き合ったらいいのかな。
色々考えました。
私ならどうするかなとかも。
でもやっぱり野中が一番いいと思う100%に近づけることが、私にとっても嬉しいことだなと思いました。

 

 

写メールで試作を

4/25(火)

私は私のできることをやろう。

もし自分が作るならここはこうするかも、という部分のサンプルを作ってみることにしました。
こうしたら縫いやすくてシルエットも変わらないかな。
こうしたら強度が強くなるかな。
あーでもデザインが変わっちゃうかな。
色々葛藤しながら部分サンプルを作りました。

部分サンプル

それを写真に撮って送ってみました。

野中と話しているうちに、シルエットや大きさにこだわりを持っているのだとわかってきました。
私もそれはすごくいいと思いました。
実際に自分でも持ってみていい感じのサイズだなと思いました。
今より少し大きいとかわいさが減ってしまい、もう少し小さいと入れたいものが入らない。
そのギリギリの絶妙なサイズ感がこれだろう。

写真に撮ってみる

縫いやすく作るということは良くもあり、悪くもある。
私はわりと初めからそこを意識する傾向にあります。
それはシンプルで分かりやすいものではありますが、時として自由な発想をうばうことでもあります。
私もその部分とは戦っています。
自由な発想と作り勝手。
野中のおもしろいアイディアを生かせる作り方が見つかればいいなという思いで提案してみることしました。

 

メールでの反応は「それ気になります!」

私の提案を全てやってほしいとう訳ではないんです。
気に入ってくれて使えそうなものがあれば是非!という感じなんです。
だってこの鞄の100%を知っているのは野中本人だから。

 

東京⇔名古屋 それぞれ並走している二人がときどき交差する、日記形式の試作レポート

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