Organ:西川
ショルダー(TB-1926) ※オンラインショップでも販売
名古屋店:崎田
パルトネルミニリュック(TB-1944)
仙台店:鈴木
前ポケミニリュック(TB-1948) ※オンラインショップでも販売
本店:楠
ポストリュック(TB-1911) ※オンラインショップでも販売
身長155cm以下の小柄な4人が作った鞄を、それぞれの言葉でご紹介します。
名古屋店 崎田152cm
パルトネル ミニリュック(TB-1944)
HERZに入社してから作り手として日々制作に励む中で、自分ならどんな鞄を作りたいだろう?と考えた時、真っ先に出た答えがありました。
自分に合うサイズのミニリュックが欲しい!!(切実)
HERZの鞄はとてもとても私の好みドンピシャですが、大きすぎて普段使うには十分すぎたり、小さくて入れたいものを入れられなかったり…
そんな思いを本店の楠に打ち明けたところ、
ならば一緒に作ろう!!!と。
感謝!!
初めての一からの鞄作り、右も左も分からない訳でして。そんな中、心強い仲間を得てスタートしました!
実はどんな鞄にするかのイメージはすんなりと決まりました。
特に欲しいと思っていたのが、かためのしっかりしたミニリュックだったので、理想はガロンリュック(R-100)のミニ版といったところでした。
ベースが決まった後はひたすら自分の”欲しい!”を詰め込んでみることにしました!
・500mlペットボトル入れたい!
・折りたたみ傘も入れたい!
・本体を開けなくてもアクセスできる「前ポケット」!
・後面ベタポケは必須!!
・雨除けに本体マチにはミミを!
etc…
よし!!理想はこんな感じで!ここまでは順調だぞ!!
その勢いのまま全ての理想を盛り込んでとりあえず一度形にしてみました!!
そこで最初の壁にぶち当たるのです。
バ…バランスが難しい!!
そうなのです。
本体のサイズ、前ポケのサイズ感、フタの長さ…
その全てのバランスが全くうまくいきませんでした。
この問題を解消すべく!
理想の本体や前ポケのサイズ感や縦横比を探るべく!
実物大でスケッチを描く。実際に作る。
気になるところを再びスケッチで修正してみる。
を繰り返す日々。
簡単ではありませんでしたが、この試行錯誤してる時間が一番ワクワクしていたかもしれません(笑)
そして本体と前ポケのバランスがうまくいった時の達成感は、これからもずっと大事にしようと思います!
嬉しかった!!!!
自分の欲しいものを諦めず盛り込んで、納得がいくまでしっかり向き合って。
そうしてできたカバンは、最初に思い描いた理想通りの“相棒”です。
Organ 西川151cm
ショルダー(TB-1926) ※オンラインショップでも販売しています
わたしはオルガン内で身長が低い代表ということで、声をかけていただきました 笑
個人的には小さい女の子が大きいリュックを背負ってる姿が好きです。
特にヘルツのランドセルや四角い鞄を、華奢な女の子が背負ってる姿はとてもかわいいなと思っていました。
でも、自身は、リュック大きいね。カバンが歩いているね。などと、よく言われていました。
店頭に立っているときも思い返してみれば、軽いリュックは女性に特に人気だなあ、なんて、改めて気づきました。
しかし、
今回誘っていただいてからもリュックはやっぱりたくさん入ってなんぼだろうと。
1stサンプルは大きい物を作りました笑
そこからどんどん、小さくしていくうちに今回の制作で外したくない作りがでてきました。
そこを優先して残すために皆に頼み込んで、最終的にわたしだけショルダーが出来あがりました笑
しかし自然と大きさは同じくらいのが出来上がってくるところなど、低身長の人の使いやすいが詰まった形になったな、と思いました。
仙台店 鈴木155cm
前ポケミニリュック(TB-1948) ※オンラインショップでも販売しています
今回はじめて旅モノに参加し、何を作ろうか迷っていたところ、名古屋店の崎田に小さい人向けのリュックを作りませんか?と声をかけてもらい、それは面白いアプローチだな!と思ってやらせてもらうことにしました。
どんなものを作ろうかまず考えたときに、ぼんやりと「玉縫いの鞄にしたいなぁ」と思いました。
通常の制作で、玉縫いの鞄を作るのが楽しくて好きだし、仕上がりもきれいなので、やっていて楽しい方がいいな、と思い決めました。
どんな形にするかよりも、縫い方がまず決まり、形を考えていくうちに、小さいリュックだと、容量が少なくなることが気になり始めました。
小さい分、それは仕方ないと割り切ってもよかったのですが、今回は旅で使う鞄です。心配性のわたしは旅先ではなにかと荷物が増えてしまうので、どうにか容量も確保したい、と思うようになりました。
そこで思いついたのが、鞄の前面に大きなポケットをつけること。
鞄本体のメイン収納の他に、よく取り出す細々としたものを入れられたら便利かも。
こうしてコンセプトが決まりました。はじめてなので右も左もわからず、試行錯誤しながら、少しずつサイズや構造を決めていきました。あの時間が一番楽しかったなぁと振り返ると思います。
形を考えていく上で困難に直面したのが、前ポケットのフラップの付け方。
試作してみると、作りづらいことと、お辞儀の姿勢をするとものが落ちそうになってしまう問題がでてきました。
イメージしたものと、実際に作ってみたものの違いにはじめて直面して、とても悩みました。
先輩たちにみてもらい、どうにか最初のイメージの通りにできないか、さまざまアドバイスをもらった中で、「もっとシンプルに考えてもいいんじゃない?」と声をかけてもらったときに、そうか、一度、最初から考え直してみようと思いました。
そして、最終的にいまの形に落ち着きました。最初のイメージとは変わりましたが、仕上がりもよく、物が落ちる心配もなくなりました。
なにより、今回の鞄の「顔」になる部分がすっきり収まり、使いやすさもとてもよくなったことが嬉しかったです。
実際にイタリア研修に持っていき、改めて前ポケットの使いやすさを実感。旅のしおりやハンカチやティッシュ、ポーチなどすぐ取り出したいものはほとんどポケットに入れていました。
玉縫いなので、ふっくらとやわらかいイメージになったのも気に入っています!
本店 楠153cm
ポストリュック(TB-1911) ※オンラインショップでも販売しています
リュックのサンプルはこれまでいくつか作ってきました。
でも1つも自分で使ってみたいとは思えませんでした。
似合わない…
大きすぎはイヤ
小さすぎもイヤ
普通すぎもイヤ
個性的すぎもイヤ
可愛すぎもイヤ
カッチリしすぎもイヤ
感覚的にイヤな理由がいっぱいありました。
今回崎田の話を聞いて「リベンジできるかもしれない」と思いました。
どんなものが欲しいか分からないけど、イヤな部分は分かる。
それならば!とことんイヤを掘り下げて考えてみよう!
リュックはマチが広めで一つの空間に色んなものを入れることが多いですが、その時広いがゆえに物が散乱してしまう。
自由にザックリ入れるには良いのですが私の場合、箱に並べるようにキッチリいれたいので、その点が気になっていました。
いつも使うものを同じところに入れておきたい…
箱のようなイメージ…?
いや、リュックは背負うもの、あまりごっつくなると邪魔になってしまう。
大げさなものはイヤだ!
今回の私はわがままでした。
なんせ何度も失敗して未だに出来ていないリュックが相手なので。
「むずかしい…」
そんな息詰まった時にヘルツの良さは発揮されます。
それは私たちがデザイナーでもなく、量産的な職人でもないところ。
日々多くの種類のものを少しずつ作っています。
そんな製作のなかにヒントは隠れていました。
KZ-89-W 革のペン立て
けっこうマニアックな品番です。
これを作っていたところ思いついたんです。
「これはリュックになる!」
横からみると、500mlペットボトルが入るとは思えない細身なシルエット。
上から見ると、木のように極厚な革の断面。
かぶせを開ければ目の前に穴がドーン!
しかしかぶせを閉じた正面の顔はいたってシンプル。
この作りとリュックの相性、正直正解なのかわかりません。
でもあれから私、毎日使っているんです。
それぞれ自分が実際に使うことを想定する旅モノという企画。
そこをさらに狭く掘り下げたテーマをプラスして今回4人でつくってみました。
そこまで細かい打ち合わせをしないで出したファーストサンプルは、
どこか似たサイズ感になっていて面白かったです。
あと4人の鞄、どれをしょっても皆似合う。
やっぱり共通点ってあるんだな。
同じテーマをもちつつ違う観点から作る。
いつもより一歩攻めた旅モノが出来た気がします。
小柄な方は特に必見!小さなお子さまも必見!
店頭にて是非探してみてください!
左手前から
ポストリュック(TB-1911)
ショルダー(TB-1926)
前ポケミニリュック(TB-1948)
パルトネルミニリュック(TB-1944)
旅モノ商品は期間限定の受注販売!
在庫があるものもお店でそれぞれ異なりますので、お近くのHERZ直営店へお気軽にお電話ください。
オンラインショップでご紹介している商品もあります!
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