こんにちは。仙台店の佐藤です。
ついに定番化!6月7日より新作として発売を開始したミドルボストン(P-9)。
このバッグは、仙台店の店長兼作り手の清水が生みの親なのです。
誕生するまでは長い道のりだったようで。
今回はそんな清水に突撃レポート!
佐藤
清水さん、ついに形になりましたね!
清水
そうだね~。やっとできたぞー!!って感じだね。
佐藤
サンプルでお知らせしたのは去年の11月だったけど、もっと前から試作していましたよね。
清水
うん、かれこれ4年くらい前からかなぁ。最初はね、2本取っ手仕様で考えていたんだよ。
だけど、色々考えて試作してるうちにやっぱり1本取っ手にしてスッキリ収まったんだ。
佐藤
へぇ~、そうなんですね。パンタフレームを使ったボストンってずっしり感満載な印象が強いですが、今回は女性でも気軽に使える勝手の良いボストンというコンセプトなんですよね。
実際に形にする上でどんなところに気をつかいました?
清水
もともと、このサイズのパンタフレームを使うって決めてて。バランスにはすごくこだわったんだ。
今回初めてこのマチの仕様で考えてたから、ふっくら感を大事にしたくてね。
マチのサイズも何度も変えて試作したんだけど、このサイズがバッチリだったんだ。
1センチ違うだけでも見え方が変わるからね。
パンタシリーズはフレームの大きさも鞄のサイズによってそれぞれ。
清水はこれまで数々のパンタフレームを使用した鞄を生み出してきました。
パンタフレーム開発時の製作風景。
佐藤
清水さんはヘルツ内でのパンタフレームの先駆者ですが、このフレームを使ったきっかけは?
清水
だいぶ昔(2010年頃)の話になるんだけど、渋谷工房で働いてた頃、近藤(ヘルツ創業者)がイタリアで買ってきたであろう金具の数々が事務所におもちゃのように転がっててさ(笑)。
それが面白くて色々あさってたら、このフレームを見つけて。
ちょうどその時、一点物企画っていうのをやろうって話になってて、それじゃこの金具を使っちゃえって、一点限りのつもりで作りたい物を作りたいように作ってみたんだ。
そしたら、すごくカッコイイ鞄ができちゃってさ!そこからが始まり。
佐藤
なるほど。金具を先に見てイメージを浮かばせて形にしていったんですね。
清水
そう。初めて作ったのが、キットバッグ(P-1)なんだけど、このバッグをぐしゃっと潰してみてさ
「おっ!なんか牛乳パックみたいで良いね!」ってできたのが、グラッドストンバッグ(P-2)で。
佐藤
たしかに!牛乳パックに似てる!そっか、それから品番をつけて今回は9型目のP-9ですね。
清水
だね。そうそう、いっこ前のコパンタショルダー(P-8)の時もいろいろ考えたよねー。
佐藤
そうでしたね。私がどうしてもパンタフレームを使ったミニバッグを作りたいって言い出して、サイズパターンを何度も出してもらい、私もその時はサイズ感にすごくこだわりました。
その節は、わがまま言い放題ですみませんでした(笑)。
清水
いえいえ。あれはね、鞄の高さを低くすればする程、開閉時のマチの構造が難しくて、いろいろ試行錯誤したなぁ。
佐藤
P-8、P-9と・・・次作ったら、いよいよ10型目に突入ですね!
清水
そうなんだよ、次は記念すべき10型目!
作りたい物を作りたいようにつくれればきっと面白い物が出来ると信じてるよ。
佐藤
ワクワクしてますねー。今後に乞うご期待ですね!!
パンタフレームは開閉がとても面白いつくりです。
実際にお店で開閉してマチの作りなども見てお試いただけると嬉しいです^^
また何か進捗があったらレポートしていこうと思います。それじゃ、また!