オンラインショップ、本店、大阪店、仙台店、名古屋店で販売している全9型。
作り手毎にモノローグ形式でご紹介します。
トリは発起人、村松。トートを先にご紹介する流れですが、今回は始まりの、リュックから。
棒屋根リュック
全てはここから始まった…
カッコいいを目指して
最初は、どういうふうに組み合わせるとかっこいいか、素材の持つ雰囲気を生かすことを考えました。 で、実際作るとなると、構造的な部分を革で作って、それをキャンバスで覆う…具体的に言うとキャンバスの端に厚革のテープを仕込んでそれを枠組みにして、型崩れしない本体ができました。使ってみました
この鞄はキャンバスに負担がかからない作りなのか、キャンバス部分がきれい。革のエイジングとキャンバスのきれいさが不思議な違和感。革のエイジングがどんどん進んでさらにその差が出てくるかも、より素材の対比が際立ってくる気がします。 久しぶりに外縫いのかっちりした箱型の鞄を使ったんだけど、最初は体になじまず電車の中でも周りの人に気を遣ったりして大変でした。今もまだなじんではいないんだけど、逆にその存在感と手ごたえが心地よくなっています。棒屋根トート
柔らかい棒屋根?!
ひき算の方
棒屋根リュックがベースになってます。リュックの方は前ベルト、棒屋根、取っ手などディテールを盛り込んで作ったので、トートはそこからひき算してできた感じかな。 最初は口をとめるベルトがついている仕様も考えてたんだけど、もっとラフに使えるトートにしたくなってベルトをつけるのもやめました。小脇に抱えるときに痛くないし。持つとわかる
棒屋根に木の棒を使っていたのを革紐に変えて、強度を保ちつつ開閉がしやすくなり、肩にかけた時も体になじんで持ちやすくなったと思います。 ちょっとしなる、がすごく使いやすい。 「かっこいいのを作りたい」で始まった今回。革とキャンバスの両方が主役で、そのバランスを、考えて作りました。「ヘルツが作るキャンバスの鞄」が体現できたと思います。満足。
素材を変えても、それぞれの思うヘルツらしさを追及する姿勢は変わらない作り手たちでした。
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