キナリ×キャメルの鞄たち。作り手のモノローグ形式でそれぞれの言いたいことをお送りします。
ラストを飾るのは
西邑です。
アイデアですか?そうですね…
意識して溜めるわけでもなく、毎回、全くのゼロから始めます。
なんとなく一年中、頭の片隅にはありますけどね。
よしやるぞって決めたら、とにかくキャンバスの切れ端を折ったりいじったりして…
こねくり回すんです。「部分」を作る。
そうすると、きたこれー!って瞬間がありました。
会心の出来でしたね~
いつも目指してるのは、3タイプ作ること。
「トート、ショルダー、ちっちゃいの」
サイズも、「大・中・小」にして。
サコッシュは今回、小堀からのリクエストです。
前から話してますが、僕の中で鉄板なのはトート。
しかも手持ち、しかも狭いハンドルの。
本体に対して手持ち部分の幅が狭いっていう見た目が好きなんです。
昔、学校の先生が持ってたやつで、かっこいいのがあって。
あと紙袋好きなんですよ。
お店のショッパーとか、紙箱とか…紙だけじゃないな。パッケージ…業務用の?
ついつい再現したくなっちゃいます。
だから、それと、キャンバスの端の処理を新しく考える。
やるからには、できる限り。
日々作りやすく、新しい処理で。っていうベストを探求してます。
でも、作りに関しては限界に近づいてる…
やる度にしんどくなってきてる。
いや!
常に新しいアイデアに挑戦はしますよ!
僕が作ってるのは、ほとんど革を使わず、キャンバス9割。
補強などで必要なパーツ以外、できるだけキャンバスで形を作るようにしてます。
自分で使いたいっていう発想が最初で、
革で欲しいなって思う鞄が、実はあんまりなくて。ウフフ
やっぱりキャンバスが好きなんです。だからキャンバスでは鞄を…
来年も、いいの作りますよ。