スタッフ愛用バッグを参考に、使い始める前のお手入れ法を作り手がレクチャーします!!
教える人(左)作り手 末吉「田中よ、お手入れのイロハを教えよう!」
教わる人(右)ONLINE SHOP 田中「あ、はい!どうぞ宜しくお願いします」
こんにちは、ONLINE SHOP担当の田中です。私ごとですが、これから「2段階取っ手のトートバッグ」を使うことに!
今日は良い機会なので、いつも皆さんにお勧めしている「使い始める前のお手入れ」を作り手の末吉に教えてもらいつつおさらいしたいと思います。
これから鞄を使い始める方は是非、参考にしてみて下さい。「もう知ってるよ」という方も一緒にお付き合い頂けましたら幸いです。新たな発見があるかも?
イタリアンレザーを使った商品は、オイル塗布の必要はございません。
Vol.2 「オイルを塗るときのポイントは?」
田中:では、実際にオイルを塗っていきたいと思います。今回使うのはこれ、
田中:オイルラナパーです。
HERZの定番革、ラティーゴ、スターレ、タンドー革と相性が良く、オンラインショップでも販売しています。革鞄用のオイルであれば問題ないので、家にある方はそちらを使って下さいね。
末吉:では、始めるよ~。ラナパーは固形のオイルだよ。
末吉:まずはオイルを付属のスポンジに軽く取る。
田中:早!というかほんと軽くですね!。
末吉:ポンポンて感じで。これくらい。
田中:これ見えますかね。よく見ると表面に軽くついてます。こんな少しでいいんですね~。私もっと多く取ってました。
末吉:そうなんだよね~意外と少なくていいんだよ。
これ以上多いと、最初に塗ったとこだけ沢山オイルがついちゃったりして、綺麗に塗れないからね。
田中:そうか~。
末吉:あと、このトートバッグのように柔らかい革の場合は、そのまま塗るとへこんじゃってかなり塗りづらい。
末吉:だからこうやって中に手を入れて・・・。
末吉:塗る箇所に裏から手を当てながら塗ると綺麗に塗れるよ。
田中:最初はどこから塗りますか?
末吉:特に決まりは無いけど、鞄の四隅や底面はダメージを受けやすいから、そういった意味でも僕は鞄の四隅から塗ってるよ。四隅に手を当てて・・・サッと塗る。
末吉:塗ると若干色が濃くなるよ。こんな感じ。
末吉:時間がたつと馴染むんだけど、ここだけ塗って放置すると、塗った箇所だけ色が濃くなるから、すばやく塗っていく。
田中:ほ~さすが、すばやいですね~!
末吉:クルクルと円を描くように、すばやく塗る!これポイント!そして塗りずらい箇所はスポンジの角を使って
末吉:細かいところもしっかり塗るよ。では、やってみて。
田中:はい、スポンジに軽く取って。
田中:手を当てて。
田中:さっ。
田中:こんな感じですか?
末吉:そうだな、もうちょっとスポンジの面を使って塗った方がいいかな。今みたいに、ちょこちょこ塗ると何回も同じところを塗ってしまったりして。ムラになりやすいんだ。だから、スポンジをしっかり持って、面で塗る。
末吉:これでムラなく塗れるから。
底面が終わったら、本体を塗ってくよ。しっかり手を当てて。
末吉:全体に均一に。シワがよってるところは。
末吉:シワに沿って手を当てると溝も綺麗に塗れるよ。
末吉:取っ手の裏側や、細かい部分も。
末吉:では背面よろしく。
田中:はい。
末吉:そうそう。取っ手や細かい部分も
(本体終了)
田中:そしてこの鞄はその名の通り2段階式になっていて、大きくできるんです!。
田中:ここも塗っていきます。ですよね?
末吉:そう!
田中:あっこれ、しまったまま塗った方が塗りやすいかも。
末吉:そうだね。そっちのが塗りやすいと思うよ。鞄によって形が違うから塗り方は工夫しましょ!
田中:はい!末吉さん、裏面って塗るんですか?
末吉:いや、裏面は塗る必要ないよ。
表面からオイルが浸透するのでそれで十分だし、裏面に塗っちゃうと物を入れた時にベタベタしちゃったりするからね。
田中:なるほど!それではこれで、オイル塗布完了です!!
二人:パチパチパチパチ。